症 例 47歳,女性,無職
初 診 昭和63年6月20日
雑誌目次
臨床皮膚科44巻5号
1990年05月発行
雑誌目次
カラーアトラス
原著
HTLV-Iと菌状息肉症との関連について—自験12例の検討
著者: 黒木康雅 , 田尻明彦 , 川名修徳 , 楢原進一郎 , 阪口英 , 小橋正洋 , 緒方克己 , 出盛允啓 , 井上勝平
ページ範囲:P.361 - P.366
臨床・病理学的立場から,古典型の菌状息肉症と診断し,当科で加療した12例について検討した.12例中,抗HTLV-I抗体陰性群と陽性群は各々6例ずつであり,平均年齢は陽性群が陰性群に比してかなり高齢であった.皮疹型は,陰性群が全例ポイキロデルマの性状が混在していたのに対して,陽性群は早期から,浸潤性紅斑や腫瘤を形成する傾向があった.白血化や高Ca血症の合併は陽性群のみにみられ,血清LDH値も陽性群でより高い傾向が得られ,予後も陰性群が全例生存しているのに対して,陽性群はすべて死亡しており,両群間に明らかな相違が認められた.以上の症例解析から,当科では,浸潤性紅斑や腫瘤を形成したATLの皮膚リンパ腫型と思われる症例を,抗HTLV-I抗体陽性の菌状息肉症と診断,治療し,論文としても発表してきたが,両群は,治療方針の決定や予後の面からみても,区別して対処すべきであると,現在は考えている.
孤立性毛嚢上皮腫—6例の臨床・病理学的観察
著者: 木村俊次
ページ範囲:P.367 - P.373
最近3年間に共済立川病院皮膚科で経験された孤立性毛嚢上皮腫(STE)6例6個を臨床的・病理組織学的に検討し,内外の報告例と比較した.臨床的に6例中5例が女子で,4例が被髪頭部に発生し,湿潤傾向や圧痛・自発痛が各2例にみられたことが,これまでの報告例と異なっていた.組織学的には異型性のない基底細胞様細胞の胞巣状および索状の増殖と間質の結合織増生とが境界明瞭に認められ,これに中心角化傾向,小角質嚢腫形成,硝子様基底膜,毛分化などを伴い,従来のSTEの所見に合致する.腫瘍中央に大型角質嚢腫が2例にみられたが,これもSTEとして矛盾しない.3例にアミロイド沈着もみた.最近は巨大STEやdesmoplastic TEが好んで報告されているが,通常のSTEも,報告こそされていないが,日常少なからず経験されているものと思われた.
多発性筋炎,Sjögren症候群および全身性エリテマトーデスのオーバーラップ症候群—Subacute Cutaneous Lupus Erythematosusを伴った1例
著者: 羽生田久美子 , 福沢深雪 , 宇原久 , 河内繁雄 , 伊藤隆 , 御子柴甫 , 斎田俊明
ページ範囲:P.377 - P.383
58歳,女性.レイノー現象で初発し,経過中subacute cutaneous lupus erythematosusと考えられる皮疹を繰り返し生じた多発性筋炎,Sjögren症候群および全身性エリテマトーデスのオーバーラップ症候群の1例を報告した.著明な間質性肺炎と血管炎によると思われる指尖部の壊死を伴った.検査所見上抗核抗体陽性,抗RNP抗体陽性,抗Sm抗体陰性,抗SS-A抗体陽性,抗SS-B抗体陰性を示した.自験例は,抗SS-A抗体陽性のSjögren症候群-lupus erythematosus合併例とも考えられた.皮疹の組織像は核破片を伴う好中球浸潤が主体で,通常のSCLEとは異なるものであった.
研究ノート・5
リウマチ学
著者: 宮地良樹
ページ範囲:P.366 - P.366
1982年から2年間,米国ミネソタ大学に留学した.留学先は,内科学教室リウマチ学部門だったので,皮膚科学と疎遠な2年間を過ごした.テーマは,強直性脊椎炎の発症とHLA-B27との関係を,HLA-B27subtypeにspecificなcytotoxic T cell cloneを作って調べようというもので,今までに一度も手がけたことのない実験系だった.卒業後1年間内科のレジデントを経験していたので,内科で仕事をすることには抵抗はなかったが,全く未知の実験領域にはいささか面食らった.しかし,自分から飛び込んだのだからと納得して,Ph.D.の人について一から習い始めた.当時はIL−2もヒトのspleen cellから自分で作る時代で苦労も多かった.しかし,いま総括してみると,なかなか得がたい経験だったと思う.それまでの皮膚科学の経験とは全く違う視点や発想で仕事をするわけで,新鮮な驚きの連続であったし,遺伝学や免疫学の基礎の先生とも知巳となった.今でも,この領域のことも少しは判るので,HLA-B 27の論文があるとついコピーして読むことも多い.2年もやれば,人は結構順応できるものだとこのときつくづく思った.皮膚科学の研究をする場合でも,一つの発想だけから突っ走ることも大切であろうが,ときに見方を変えてみるとか,一歩引き下がって全く違う考えをしてみることも意味があると思う.一見まわり道にみえる時間と労力かもしれないが,決して無駄ではない.要は「やる気」と「体力」である.内科学の進歩を数年遅れで皮膚科学に取り入れるだけでは無意味だが,他科領域と同時代の実験をし,ときに先んじることができれば刺激的な作業となる.
私は,2年後,以前と全く同じ活性酸素の研究領域に戻ったが,2年間離れていた分だけbehindでもあったがrefreshingでもあった.それからしばらくして一つのことにやっと気づいた.それは,リウマチ学の実験をやっていて何となく欲求不満になったのは,私が強直性脊椎炎の患者さんを一度も診たことがなかったからだということである.私のようなタイプの人間には,臨床を離れた実験は淋しい限りだったということかもしれない.
今月の症例
若年型慢性骨髄性白血病の1例
著者: 尾花俊作 , 猿喰浩子 , 藤谷裕子 , 川津友子 , 藤田博
ページ範囲:P.385 - P.389
4歳,男児.四肢,躯幹に虫刺症様の淡紅色丘疹が生じ漸次周辺に拡大,辺縁隆起し浸潤をふれる環状紅斑となる.その後顔面,腹部に出血性丘疹,四肢に多型紅斑様皮疹,膿疱など多彩な皮疹が出現顔面の丘疹の皮膚生検では表皮直下より脂肪織まで組織球様の異型細胞の集塊を認めた.入院時未梢血中に異型細胞を認めず.骨髄は過形成像で異型細胞の浸潤なし.入院後の経過中,白血球増多(単球増多),異型単球出現,貧血,血小板減少が箸明となり,肝脾腫も出現.フィラデルフィア染色体陰性.胎児ヘモグロビン,血清リゾチーム軽度上昇.皮膚に浸潤した腫瘍細胞の免疫組織化学的所見ではS−100(+),lysozyme(+),LeuM 1(−),My4(+).種々の化学療法を試みたが完全寛解には至らず,末期には骨髄中に腫瘍細胞の増殖を認め,皮疹出現の約10カ月後カリニ肺炎にて死亡.皮疹の先行した若年型慢性骨髄性白血病と考えた.
症例報告
アスピリン不耐症の1例
著者: 山田琢 , 多田譲治 , 平野紀子 , 倉橋克文 , 荒田次郎 , 平松博子
ページ範囲:P.391 - P.394
症例は25歳男性,昭和58年と63年に感冒薬により,顔面に発赤腫脹,躯幹四肢に小紅斑,呼吸困難などが出現した.入院後行ったパッチテスト,スクラッチテスト,皮内テスト,薬剤誘発リンパ球幼若化試験は全薬剤で陰性であった.酸性非ステロイド系消炎鎮痛剤であるアセチルサリチル酸,ジクロフェナクNa,インドメサシン,PL顆粒でのみ内服誘発テストが陽性であり,構造上共通点が少ない薬剤により症状が誘発されていることから,酸性非ステロイド系消炎鎮痛剤のシクロオキシゲナーゼ活性阻害作用によるアスピリン不耐症と診断した.
シプロフロキサシンによるStevens-Johnson Syndromeの1例
著者: 高淑子 , 飯田孝志 , 村松勉 , 宮川幸子 , 白井利彦 , 坂根俊輔 , 成田亘啓
ページ範囲:P.395 - P.398
63歳,女性.カナマイシン,クリンダマイシン(ダラシンP),シプロフロキサシン(シプロキサン),フロモキセフナトリウム(フルマリン)の服用後に発症したStevens-Johnson syndromeの1例を報告した.ステロイド大量療法と高カロリー輸液により発熱,皮疹などの急性症状は改善した.経過中にSjögren syndrome様症状と気管支狭窄がみられた.リンパ球幼若化試験では,シプロフロキサシンで陽性,フロモキセフナトリウムで疑陽性を示した.また,シプロフロキサシンと同じニューキノロン系抗菌剤であるオフロキサシン(タリビッド)点眼薬を使用後,眼球結膜の著明な炎症症状と視力低下がみられたことより,シプロフロキサシンが原因と考えた.
Ca拮抗剤nicardipineによる乾癬型薬疹の1例
著者: 菅千束 , 吉田貞夫 , 斎藤すみ , 池澤善郎 , 中嶋弘
ページ範囲:P.399 - P.403
Ca拮抗剤のnicardipine(ペルジピン®)による乾癬型薬疹の症例を経験した.症例は77歳,女性。高血圧のため,nicardipine(ペルジピン®)を内服していたところ,約1カ月後に四肢に瘙痒を伴う乾癬様皮疹が出現した.尋常性乾癬として経過をみていたが,しだいに全身に拡大したため,内服を中止したところ約3週間で皮疹の消失を認め,再投与にて皮疹の再燃を認めた.Ca拮抗剤による薬疹の報告はまだ少なく,特徴的な皮疹型は明らかにされていないが,臨床的にも組織学的にも乾癬に一致する典型的乾癬型薬疹と考え,若干の考察を加えて報告する.
ジクロフェナクナトリウム内服中に発症した尋常性乾癬の1例
著者: 金本昭紀子 , 木村恭一
ページ範囲:P.405 - P.408
ジクロフェナクナトリウム内服中に発症した尋常性乾癬の1例(67歳,女子)を報告した.同剤の中止が経過に良好な影響を与えたこと,再投与により皮疹の増悪を認めたことより,発症の誘因として同剤が関与した可能性を述べ,乾癬と薬剤の関係について若干の文献的考察を行った.
著明な瘢痕化を来し,有棘細胞癌を併発した汎発性膿疱性乾癬の1例
著者: 石地尚興 , 石田卓 , 岩田忠俊 , 新村眞人 , 赤板陽
ページ範囲:P.409 - P.412
31歳,女性.生後2カ月の時熱発とともに全身に膿疱を混じる紅斑性局面,膿性分泌物を付着する糜爛性局面を生じ,以後二十数年にわたり同様の膿疱,糜爛を繰り返した.前頭部,前腕,下腿皮膚は徐々に萎縮,瘢痕化をきたし,30歳の時左下腿の糜爛性局面上に表面が不整形に隆起する紅色腫瘤を生じた.膿疱は無菌性で,組織学的にKogojの海綿状膿疱を認め,汎発性膿疱性乾癬と診断した.左下腿の腫瘤は生検の結果有棘細胞癌であったため,全摘出術および鼠径リンパ節郭清術を施行した.膿疱の新生はエトレチネート1日20mg内服で,ある程度抑制されたが完全な寛解状態は得られなかった.著明な瘢痕化の原因として幼少時より長時間にわたり糜爛を繰り返したこと,幼少時にステロイド剤,メトトレキセート等を多量に使用したこと,本人の先天的素因等が考えられた.有棘細胞癌については,瘢痕上に生じたいわゆる瘢痕癌と考えた.
間質性肺炎治療中,縦隔気腫,皮下気腫を合併した皮膚筋炎の2例
著者: 寺西好治 , 坂元孝栄 , 水谷智子 , 中村保夫 , 清水正之 , 勝田浩司
ページ範囲:P.413 - P.418
間質性肺炎の治療中,縦隔気腫を合併した皮膚筋炎2例を報告した.症例1.49歳男.初診2カ月前より手背・指尖部に紅斑と皮膚潰瘍が出現し,1カ月前より筋力低下が出現した.ステロイド剤の投与で筋症状のみ軽快したが,初診時みられた間質性肺炎が徐々に進行すると共に縦隔気腫が出現した.免疫抑制剤,pulse therapyを行ったが,呼吸不全にて死亡した.症例2.39歳女.初診40日前より顔面・手背の浮腫性紅斑と筋力低下が出現した.ステロイド剤の投与で皮膚・筋症状は軽快したが,治療開始2カ月後,間質性肺炎が急速に進展し,縦隔気腫を併発した.ステロイド剤大量投与を行ったが,呼吸不全にて死亡した.剖検所見では,肺は全葉で高度に線維化し,特発性間質性肺炎の像に一致した.縦隔気腫を伴った皮膚筋炎の報告は,自験例を含め本邦で10例みられる.それらのまとめと皮膚筋炎の肺病変,ならびに縦隔気腫の原因について若干の文献的考察を行った.
耳介に生じたMerkel Cell Carcinomaの1例
著者: 高橋泰英 , 宮川加奈太 , 長谷哲男 , 一山伸一 , 馬場直子 , 中嶋弘 , 北村均 , 安瀬正紀 , 平井義雄 , 下田祥由
ページ範囲:P.419 - P.424
耳介に生じたMerkel cell carcinomaの1例を報告し,若干の文献的考察を加えた.症例:38歳,女性.左耳垂に赤色球状腫瘤があり,周囲にも発赤,皮下硬結を触知したが,所属リンパ節の腫脹はなかった.遠隔転移も認められなかった.組織学的に表皮直下から皮下脂肪織にかけて腫瘍細胞が索状に浸潤していた.表皮との連続性はなかった.腫瘍細胞は比較的均一で,細胞質に乏しく,核の異型性,分裂像は少なかった.免疫組織化学的にneuron specific enolase陽性,S−100蛋白,ケラチン陰性であった.電顕では細胞質中にいわゆるdense core granuleおよびintermediatefilamentを認めた.腫瘍拡大切除,耳下腺全摘術を施行し,1年半後の現在再発,転移はない.
脳内浸潤により意識障害をきたした成人T細胞白血病の1例
著者: 大類聡明 , 藤田優 , 岡本昭二 , 米満博 , 後藤茂正 , 三方淳男
ページ範囲:P.425 - P.429
口腔粘膜疹で初発し,脳内浸潤により意識障害をきたした成人T細胞白血病の1例を報告した.症例は60歳,女,神戸市出身の主婦,扁平苔癬様の口腔粘膜疹にて発症.手指背に環状肉芽腫様皮疹,足底に水疱出現.白血球数:12,900,異型リンパ球:28%,抗HTLV-Ⅰ抗体価:640倍陽性.臨床経過,病理組織像とあわせ慢性型成人T細胞自血病と診断した.VEP療法により緩解状態であったが,意識障害・痙攣を生じ,頭部enhanced CT・頭部MRIにて,広い範囲の浸潤性所見を認めた.中枢神経系への浸潤による症状の増悪と考えられた.全経過2年4カ月にて死亡した.
先天性母斑細胞母斑上に発症した基底細胞上皮腫の1例
著者: 福井良昌 , 梅村忠弘 , 長谷川守正 , 林祐司 , 鳥居修平
ページ範囲:P.431 - P.435
症例は62歳,女性.生来右顔面頬部から鼻部,眼瞼部にかけて母斑細胞母斑が存在していたが,その上眼瞼部より腫瘤が出現した.臨床的には悪性黒色腫を疑ったが,スメアーによるホルマリン蛍光法,ドーバ反応いずれも陰性で,最終的に術中迅速標本にて基底細胞上皮腫と診断した.母斑細胞母斑は悪性黒色腫の発症母地となりうるが,基底細胞上皮腫が母斑細胞母斑上に発症することはきわめて稀である.母斑細胞母斑と基底細胞上皮腫発症との関係を現在までの報告者の考え方を参考に考察し,更に眼瞼部の基底細胞上皮腫発症状況とその治療について考察を加えた.
肝癌の皮膚転移の1例
著者: 岩田博生 , 橋爪鈴男 , 木下誠司 , 下田祥由 , 品川俊人 , 鈴木敏夫
ページ範囲:P.437 - P.440
89歳,男.昭和59年3月頃より,肝機能障害あり.61年3月1日,当院内科入院.入院時,右季肋下に弾性硬の肝腫瘤を触知.腹部CTにて,肝右葉に腫瘤陰影を認める.両側大腿内側,右前胸壁,左鼠径部に小指頭大までの弾性硬の皮下結節を認めた.内臓悪性腫瘍の皮膚転移と考え,生検を施行.組織学的に,皮下および脂肪織内に腫瘍塊を認めた.細胞は,索状に配列.一部腺腔を形成.電顕的検索も施行した.同年3月18日,死亡.皮膚生検および剖検所見より,肝細胞癌と確定した.
治療
全身性強皮症(PSS)患者に対するCyclosporin Aの治療経験—皮膚硬化を中心に
著者: 上田清隆 , 園田早苗 , 硲野哲 , 久米昭廣 , 西田健樹 , 船井龍彦 , 吉川邦彦
ページ範囲:P.441 - P.445
26歳,女性,全身性強皮症(PSS)患者に,cyclosporin Aの単独投与による治療を試み,臨床症状の著明な改善を認めた.皮膚硬化の改善の効果判定には,口唇幅,舌小帯の長さ,第2指指尖とナックルの最小値,第2指のMP,PIP,DIP関節の屈曲角などの測定を用い,ある程度定量的に確認した.本症例の皮膚硬化改善の機序は不明である.しかし,真皮ヒアルロン酸の減少が見られたため,これが硬性浮腫の軽快の一因であると思われる.また,微熱の消失や心筋シンチグラフィ,シルマーテストの改善のように,cyclosporin Aの病態そのものに対する作用によると思われる効果も認めている.
薬剤
帯状疱疹に対するYN−72(BV-araU,ブロバビル)の多施設二重盲検法による臨床評価
著者: 新村眞人 , 高橋理明 , 西川武二 , 小川秀興 , 朝田康夫 , 石井淳
ページ範囲:P.447 - P.458
帯状疱疹に対するYN−72の有効性および安全性を検討するため,プラセボを対照とした二重盲検法により検討した.YN−72投与により,プラセボ群に比し有意な有効性が認められた.皮疹の改善度では試験開始7日後に150mg/日投与でプラセボに対し有意差が認められ,特に小水疱の消失に対する効果が認められた.疼痛に対しては,YN−72投与によりプラセボに比し高い消失率を示したが,有意差はなかった.ウイルスの消退については,YN−72投与によりウイルスの早い消失が認められ,その効果は150mg/日投与において顕著であった.副作用は,YN−72 30mg/日群および150mg/日群とも1例ずつ認められたが,重篤なものはなく,臨床検査の異常変動においても特に問題となるものは認められなかった.有用性については,試験開始7日後および試験終了時とも同様な傾向が認められ,30mg/日群では5%,150mg/日群では1%で有意差が認められた.以上のとおり,YN−72は帯状疱疹に対する治療剤として有用な薬剤であることがプラセボとの比較において確認された.本剤の効果は,30mg/日投与においても認められるが,150mg/日投与でより確実で安定した効果が得られた.
これすぽんでんす
IgA抗表皮細胞間抗体を有する疾患群の分類について—水元氏らの論文を読んで
著者: 橋本隆 , 西川武二
ページ範囲:P.460 - P.460
本誌44巻2号(103-107頁)に掲載された水元氏らの「角層下膿疱性皮膚症—特にIgA天疱瘡との関係について—」を興味深く拝見致しました.
水元氏らの述べているように,IgA抗表皮細胞間(ICS)抗体を有する症例は大きく2型に分けられると思われます.一つは角層下膿疱症(SPD)様臨床所見を呈し,組織学的にも角層下膿疱を示す例(SPD型)で,Tagamiら1)および私ども2)の報告例がこれに当たります.他方は,臨床的に異型な膿疱性皮疹を呈し,組織学的には表皮全層にわたって大小の膿瘍形成を認める例(Intraepidermal neutrophilic型)で,Huffら3)の例が代表的であり,最近,私どもも同様の臨床・組織像を示す小児例を経験しています(第53回日本皮膚科学会東部支部学術大会発表,論文準備中).Wallachら4)の表皮上層にびまん性にIgAの沈着する型は症例も少なく,今のところ,いかに分類するかは不明と思われます.
橋本 隆先生らの御意見に対して
著者: 水元俊裕
ページ範囲:P.461 - P.461
我々の論文についての橋本氏らの御意見有難く拝見させていただきました.
我々の症例について彼らも指摘するように,免疫組織学的検討がなされなかったことはまさに汗顔の至りで弁解の余地はありません.ただ,本論文において我々が述べたかったのは,従来ともすれば単一な疾患と理解されていた角層下膿疱性皮膚症(SPD)というのも案外heterogeneousな疾患なのではないかということです.この根拠の一つとして,我々の症例において組織学的に角層下膿疱のなかに好中球に取り捲かれて,棘融解とはいえないにせよ,数層の表皮細胞の集塊が浮遊している像のみられたことがあげられます.このような所見の記載は,従来のSPDの報告にはなく,文献渉猟を重ねるうちにWallachら,Tagamiら,Huffら,Hashimotoら,そしてBeutnerらの論文を識るに至った次第です.なかでもBeutnerらの論文からは非常に新鮮で強烈な印象を受けました.すなわち,この論文からSPDの多様性についての疑問を完全とはいかないまでもかなり理解できたような気も致しました.
基本情報
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39巻2号(1985年2月発行)
39巻1号(1985年1月発行)
38巻12号(1984年12月発行)
38巻11号(1984年11月発行)
38巻10号(1984年10月発行)
38巻9号(1984年9月発行)
38巻8号(1984年8月発行)
38巻7号(1984年7月発行)
38巻6号(1984年6月発行)
38巻5号(1984年5月発行)
38巻4号(1984年4月発行)
38巻3号(1984年3月発行)
38巻2号(1984年2月発行)
38巻1号(1984年1月発行)
37巻12号(1983年12月発行)
37巻11号(1983年11月発行)
37巻10号(1983年10月発行)
37巻9号(1983年9月発行)
37巻8号(1983年8月発行)
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37巻6号(1983年6月発行)
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36巻12号(1982年12月発行)
36巻11号(1982年11月発行)
36巻10号(1982年10月発行)
36巻9号(1982年9月発行)
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36巻6号(1982年6月発行)
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35巻12号(1981年12月発行)
35巻11号(1981年11月発行)
35巻10号(1981年10月発行)
35巻9号(1981年9月発行)
35巻8号(1981年8月発行)
35巻7号(1981年7月発行)
35巻6号(1981年6月発行)
35巻5号(1981年5月発行)
35巻4号(1981年4月発行)
35巻3号(1981年3月発行)
35巻2号(1981年2月発行)
35巻1号(1981年1月発行)
34巻12号(1980年12月発行)
34巻11号(1980年11月発行)
34巻10号(1980年10月発行)
34巻9号(1980年9月発行)
34巻8号(1980年8月発行)
34巻7号(1980年7月発行)
34巻6号(1980年6月発行)
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34巻1号(1980年1月発行)
33巻12号(1979年12月発行)
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33巻1号(1979年1月発行)
32巻12号(1978年12月発行)
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32巻9号(1978年9月発行)
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32巻1号(1978年1月発行)
31巻12号(1977年12月発行)
31巻11号(1977年11月発行)
31巻10号(1977年10月発行)
31巻9号(1977年9月発行)
31巻8号(1977年8月発行)
31巻7号(1977年7月発行)
31巻6号(1977年6月発行)
31巻5号(1977年5月発行)
31巻4号(1977年4月発行)
31巻3号(1977年3月発行)
31巻2号(1977年2月発行)
31巻1号(1977年1月発行)
30巻12号(1976年12月発行)
30巻11号(1976年11月発行)
30巻10号(1976年10月発行)
30巻9号(1976年9月発行)
30巻8号(1976年8月発行)
30巻7号(1976年7月発行)
30巻6号(1976年6月発行)
30巻5号(1976年5月発行)
30巻4号(1976年4月発行)
30巻3号(1976年3月発行)
30巻2号(1976年2月発行)
30巻1号(1976年1月発行)
29巻12号(1975年12月発行)
29巻11号(1975年11月発行)
29巻10号(1975年10月発行)
29巻9号(1975年9月発行)
29巻8号(1975年8月発行)
29巻7号(1975年7月発行)
29巻6号(1975年6月発行)
29巻5号(1975年5月発行)
29巻4号(1975年4月発行)
29巻3号(1975年3月発行)
29巻2号(1975年2月発行)
29巻1号(1975年1月発行)
28巻12号(1974年12月発行)
28巻11号(1974年11月発行)
28巻10号(1974年10月発行)
28巻8号(1974年8月発行)
28巻7号(1974年7月発行)
28巻6号(1974年6月発行)
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28巻4号(1974年4月発行)
28巻3号(1974年3月発行)
28巻2号(1974年2月発行)
28巻1号(1974年1月発行)
27巻12号(1973年12月発行)
27巻11号(1973年11月発行)
27巻10号(1973年10月発行)
27巻9号(1973年9月発行)
27巻8号(1973年8月発行)
27巻7号(1973年7月発行)
27巻6号(1973年6月発行)
27巻5号(1973年5月発行)
27巻4号(1973年4月発行)
27巻3号(1973年3月発行)
27巻2号(1973年2月発行)
27巻1号(1973年1月発行)
26巻12号(1972年12月発行)
26巻11号(1972年11月発行)
26巻10号(1972年10月発行)
26巻9号(1972年9月発行)
26巻8号(1972年8月発行)
26巻7号(1972年7月発行)
26巻6号(1972年6月発行)
26巻5号(1972年5月発行)
26巻4号(1972年4月発行)
26巻3号(1972年3月発行)
26巻2号(1972年2月発行)
26巻1号(1972年1月発行)
25巻13号(1971年12月発行)
特集 小児の皮膚疾患
25巻12号(1971年12月発行)
25巻11号(1971年11月発行)
25巻10号(1971年10月発行)
25巻9号(1971年9月発行)
25巻8号(1971年8月発行)
25巻7号(1971年7月発行)
特集 基底膜
25巻6号(1971年6月発行)
25巻5号(1971年5月発行)
25巻4号(1971年4月発行)
25巻3号(1971年3月発行)
25巻2号(1971年2月発行)
25巻1号(1971年1月発行)
24巻12号(1970年12月発行)
24巻11号(1970年11月発行)
24巻10号(1970年10月発行)
24巻9号(1970年9月発行)
24巻8号(1970年8月発行)
24巻7号(1970年7月発行)
24巻6号(1970年6月発行)
24巻5号(1970年5月発行)
24巻4号(1970年4月発行)
24巻3号(1970年3月発行)
24巻2号(1970年2月発行)
24巻1号(1970年1月発行)
23巻12号(1969年12月発行)
23巻11号(1969年11月発行)
23巻10号(1969年10月発行)
23巻9号(1969年9月発行)
23巻8号(1969年8月発行)
23巻7号(1969年7月発行)
23巻6号(1969年6月発行)
23巻5号(1969年5月発行)
23巻4号(1969年4月発行)
23巻3号(1969年3月発行)
23巻2号(1969年2月発行)
23巻1号(1969年1月発行)