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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科44巻6号

1990年05月発行

特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1990

II 新しい検査法と診断法

付属器腫瘍の組織化学的診断

著者: 小松威彦1

所属機関: 1荻窪病院皮膚科

ページ範囲:P.552 - P.557

文献概要

 ケラチン,上皮細胞膜抗原(EMA),GCDFP−15の免疫組織化学につき,付属器腫瘍への応用を中心に,最近の知見を文献的に考察した.まずケラチンは上皮性腫瘍の同定,汗腺腫瘍の同定,特に汗腺腺細胞への分化を示す部分の特定に有用である(ただし様々な例外事項もあり,注意を要する).また最近研究が進んだ毛のhardケラチンは,毛母に対する特異性が高く,毛嚢腫瘍のうち毛母への分化の特定に大変有用である.またEMAは上皮性のマーカーとして,またGCDFP-15は汗腺腺細胞のマーカーとして有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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