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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1990 II 新しい検査法と診断法
遺伝性結合組織疾患の検査法
著者: 新海浤1
所属機関: 1大分医科大学皮膚科学教室
ページ範囲:P.572 - P.575
文献購入ページに移動 コラーゲン分子異常はコラーゲン遺伝子の異常に基づく場合と,コラーゲン前駆体が細胞内で合成された後,数段階の過程で修飾酵素により修飾されるが,この修飾酵素の異常によってもコラーゲン分子異常をきたす.先天性コラーゲン代謝異常症の病因を知る上でコラーゲン遺伝子に障害がある場合と,修飾酵素の異常に障害がある場合と大きく2つに分けて検査していくことになる.本稿ではこの検査法についてどのように進めていくかを簡単に述べた.
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