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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科44巻9号

1990年08月発行

症例報告

浮腫性紅斑を伴った意識障害患者—酸化炭素中毒が強く疑われた1例

著者: 中山エリカ1 宮本亨1 小林照和2

所属機関: 1津山中央病院皮膚科 2津山中央病院内科

ページ範囲:P.925 - P.928

文献概要

 54歳,男性の意識障害患者にみられた浮腫性紅斑について報告した.意識障害の原因として一酸化炭素中毒が強く疑われた.病理組織学的には汗腺分泌部,汗管の好酸性壊死がみられ,血管壁の壊死に血管周囲性の細胞浸潤,核塵と赤血球の漏出を伴っており,薬物や一酸化炭素中毒による意識障害の患者において報告されている皮疹と一致した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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