icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科45巻1号

1991年01月発行

文献概要

症例報告

腹壁遠心性脂肪萎縮症—成人発症例について

著者: 遠藤直樹1 赤坂俊英1 森康記1 昆宰市1 後藤尚2 萬谷嘉明3

所属機関: 1岩手医科大学皮膚科学教室 2釜石製鉄所病院皮膚科 3釜石製鉄所病院泌尿器科

ページ範囲:P.27 - P.30

文献購入ページに移動
 39歳,女性の小児腹壁遠心性脂肪萎縮症の成人発症例と思われる1例を報告した.初診の約5年前より右側腹部に紫紅色斑が出現し徐々に皮膚の陥凹を伴ってきた.6年前からは両側遊走腎の診断を受けていた.従来の小児の報告例と比較して臨床像,組織学的所見ともに合致する点が多く成人発症例と考えた.さらに,遊走腎発症に本症が関与するものと考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?