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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科45巻1号

1991年01月発行

文献概要

症例報告

Ki−1リンパ腫の1例

著者: 稲葉義方1 三原一郎1 内山浩志2

所属機関: 1東京慈恵会医科大学皮膚科学教室 2東京慈恵会医科大学小児科学教室

ページ範囲:P.47 - P.50

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 3歳4カ月男児で短期に死の転帰をとったKi−1リンパ腫を報告した.臨床的には頸部のリンパ節腫脹および発熱で発症し,治療中間欠的に浸潤性暗紅色丘疹が躯幹を中心に多発した.病理組織学的にリンパ節では被膜下洞および傍濾胞領域を主体として大型の多形性に富む組織球様細胞の増殖を認め,また皮膚においてもリンパ節と同様の細胞が真皮内に結節状に浸潤していた.免疫組織化学的検索ではこれら腫瘍細胞はKi−1,IL−2,EMA(epithelial membrane antigen)が陽性であったが,TおよびBリンパ球のマーカーを表現しなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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