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印象記
「日本皮膚科学会第54回東日本学術大会」に参加して
著者: 溝口昌子1
所属機関: 1帝京大学医学部皮膚科学教室
ページ範囲:P.82 - P.84
文献購入ページに移動 第54回東日本学術大会は平成2年9月22日(土)と23日(日)の2日間にわたり,杏林大学皮膚科長島正治教授を会長に京王プラザホテルで開催された.プレジデンシャルアドレス,記念講演,特別講演2題,教育講演6題,一般演題と展示が199題あり,4会場に分かれ,約1200人が参加した.実に盛会であった.
東部支部と東京支部が合同で行う東日本学術大会は今回が最後で,次回からは両支部が分離独立して行われることになっている.この最後の学会を記念する企画がいくつかあったが,その第一は籏野倫慶應義塾大学名誉教授による記念講演「東日本学術大会を回顧して」であった.今回の分離独立に関しては「東部が言い出した」,「いや東京支部が先に決めた」など様々な説が流れた.学会が大きくなりすぎたために分離を歓迎する声や,現在でも多すぎる学会が分離によりまた増えることを憂慮する声もあったが,籏野名誉教授はこの学術大会が始められた状況とその後の学会の経過,今回の分離のいきさつ等を丁寧に話された.様々な意見の人々を納得させる説得力に溢れたお話だった.
東部支部と東京支部が合同で行う東日本学術大会は今回が最後で,次回からは両支部が分離独立して行われることになっている.この最後の学会を記念する企画がいくつかあったが,その第一は籏野倫慶應義塾大学名誉教授による記念講演「東日本学術大会を回顧して」であった.今回の分離独立に関しては「東部が言い出した」,「いや東京支部が先に決めた」など様々な説が流れた.学会が大きくなりすぎたために分離を歓迎する声や,現在でも多すぎる学会が分離によりまた増えることを憂慮する声もあったが,籏野名誉教授はこの学術大会が始められた状況とその後の学会の経過,今回の分離のいきさつ等を丁寧に話された.様々な意見の人々を納得させる説得力に溢れたお話だった.
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