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カラーアトラス
Angiolymphoid Hyperplasia with Eosinophilia
著者: 出光俊郎13 原正啓2
所属機関: 1公立佐沼総合病院皮膚科 2東北大学医学部皮膚科学教室 3自治医科大学皮膚科学教室
ページ範囲:P.730 - P.731
文献購入ページに移動初診 平成2年7月16日
家族歴 姪3人にアトピー性皮膚炎がある.
既往歴 花粉症で治療を受けたことがある.
現病歴 約5年前から右側頭部に結節状皮疹が出現し,増大傾向を有するため当科を受診した.時折掻痒感があり,4年前に掻破により皮疹から出血をみた.同部に外傷や虫刺されの既往はない.
現症 右側頭部のほぼ中央に14×20mm大の類円形で境界明瞭な隆起性紅褐色局面が認められる.その表面は凹凸不整で,一部は直径5mmの乳頭状結節を呈している(図1).弾性硬に触れ,圧痛はない.下床との癒着もない.
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