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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科45巻10号

1991年09月発行

文献概要

治療

慢性色素性紫斑に対する温清飲の治療効果

著者: 寺木祐一1 多島新吾1 西川武二1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.817 - P.819

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 慢性色素性紫斑の患者12例に漠方薬の温清飲を1日6g投与した.9例で著効から有効であった.その効果は投与2週目より認め,投与後2週〜6週,平均4.2週で紫斑はほぼ消褪した.慢性色素性紫斑の発症において局所の循環障害と何らかのアレルギー機序が深く関わっていると考えられるが,温清飲が奏効する機序としてその血管拡張,止血,および抗アレルギー,抗炎症作用によるものと推定した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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