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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科45巻11号

1991年10月発行

症例報告

抜歯により改善した掌蹠膿疱症の1例

著者: 佐々木和江1 沼原利彦1 西本正賢1 高岩堯1

所属機関: 1香川医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.879 - P.882

文献概要

 62歳女性.初診約8年前より掌蹠に小水疱・膿疱が多発.ほぼ同時期に,慢性歯周囲炎発症.皮疹は,軽快・増悪を繰り返し,歯牙病変悪化時に全身症状を伴うSchubがみられていた.何度か抜歯を施行し,皮疹は軽快した.今回残存歯2本の歯周囲炎悪化とともに発熱・全身倦怠感・関節痛を伴う掌蹠・掌蹠外皮疹の悪化がみられたため,当科入院のうえ,イミペネム/シラスタチンの全身投与・残存歯の抜歯による加療を行った.抜歯後,小さなSchubを繰り返した後に,皮疹の消褪をみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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