文献詳細
症例報告
文献概要
62歳女性.初診約8年前より掌蹠に小水疱・膿疱が多発.ほぼ同時期に,慢性歯周囲炎発症.皮疹は,軽快・増悪を繰り返し,歯牙病変悪化時に全身症状を伴うSchubがみられていた.何度か抜歯を施行し,皮疹は軽快した.今回残存歯2本の歯周囲炎悪化とともに発熱・全身倦怠感・関節痛を伴う掌蹠・掌蹠外皮疹の悪化がみられたため,当科入院のうえ,イミペネム/シラスタチンの全身投与・残存歯の抜歯による加療を行った.抜歯後,小さなSchubを繰り返した後に,皮疹の消褪をみた.
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