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印象記
第2回日本—中国合同皮膚科学術会議印象記
著者: 上出良一1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学皮膚科
ページ範囲:P.264 - P.266
文献購入ページに移動 日本,中国両国の皮膚科学会相互の学術的発展,親善友好を目的として,1988年に初めて北京で第1回日本—中国合同皮膚科学術会議が開かれた.成功裡に終わった同大会を受けて,2年後の昨年11月19日,20日にかけて第2回大会が上海市の遠洋賓館で開催された.その間天安門事件のため一時は第2回の開催が危ぶまれたこともあったり,当初,南京で開催される予定が諸般の事情で急遽,上海に変更されたりなど多少の紆余曲折はあったものの,双方の組織委員会の熱意が実り,遂に開催にこぎつけることができた.日本側組織委員長(会長)は今村貞夫京都大学教授,中国側は名誉主席:王光超北京医科大学第一医院教授,大会主席:陳錫唐中日友好医院教授で,日本からは100名,中国からは150名が参加した.小生も第1回目に引き続き参加させて頂いたが,第1回と比べて人的交流の深まりと,中国皮膚科学の急速な進歩が強く印象に残った学会であった.
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