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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科45巻5号

1991年04月発行

文献概要

特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1991 III 新しい検査法と診断法

皮膚科領域におけるPCR法の応用

著者: 高橋英俊1 飯塚一1

所属機関: 1旭川医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.99 - P.103

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 近年,polymerase chain reaction(PCR)法が遺伝子の特定sequence増幅の有力な手段として脚光をあびるようになってきた.皮膚科領域においても,ras遺伝子などの癌遺伝子の解析,ウイルス感染症の診断,またHLAタイピングとその疾患感受性の解析など種々の目的に応用されつつある.今回,PCR法について,我々が実際にras遺伝子について行ったデータを交えて解説した.PCR法は簡便で,かつ少ない材料から短時間で解析が可能なlevelまで遺伝子増幅を行うことができるため,将来,診断面を含め臨床の場においてもその応用が急速に広まっていくものと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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