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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科45巻5号

1991年04月発行

特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1991

IV 治療のトピックス

保湿外用剤

著者: 服部道廣1

所属機関: 1花王株式会社生物科学研究所

ページ範囲:P.129 - P.132

文献概要

 角層は乾燥条件下にあっても,自ら水分を一定に保つ機能を具えている.この水分保持機能については,①天然保湿因子(NMF),②皮脂膜,③細胞間脂質の役割が考えられている.角層の水分保持機能の機構を理解することは,臨床の場において乾燥性の皮膚に対する保湿外用剤の適用を考える上で有意義なことである.本項では,角層と水分との関わりあいや皮膚の乾燥性変化を臨床の場において検討する方法,ならびにそれによる外用保湿剤の評価につき,近年の研究報告をもとに概説する.また,入浴の場を利用した油性保湿外用剤の効果に関する最近の報告例を紹介し,皮膚科領域における入浴利用の有用性につき述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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