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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科45巻6号

1991年05月発行

文献概要

今月の症例

Metastatic Crohn病の1例

著者: 水川良子1 長島正治1 八木田旭邦2

所属機関: 1杏林大学医学部皮膚科学教室 2杏林大学医学部第一外科学教室

ページ範囲:P.389 - P.393

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 22歳,男性.下腿に生じたmetastatic Crohn病の1例を告した.患者は2年来,Crohn病で当院外科にて加療中,腹部症状の悪化に伴い右下腿に圧痛のある発赤・腫脹を再発性に生じ,真皮皮下脂肪織境界部に非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を認めた.Metastatic Crohn病は消化管病変と非連続性に皮膚に病変を生じ,組織学的に非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を認めるものである.本症につき文献的に考察し報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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