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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科45巻7号

1991年06月発行

文献概要

症例報告

皮膚疣状結核の1例—本邦における最近の動向

著者: 狩野俊幸1 金沢一也1 片山洋1 北島康雄1 矢尾板英夫1

所属機関: 1自治医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.493 - P.497

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 24歳,女性.外傷後,右膝蓋部に発症した皮膚疣状結核の1例を報告した.合わせて,1980年から1989年までの10年間に本邦皮膚科領域で報告された24例について統計的考察を行った.過去の集計と比較した結果,初診時年齢が明らかに高齢へと移動していた.この要因として,発病年齢そのものの高齢化も若干認められたが,むしろ発病から初診までの期間が長期化していることがその主因と考えられた.最後に,本症に対する治療期間についても簡単に触れた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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