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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科45巻8号

1991年07月発行

文献概要

症例報告

特異な皮疹と経過を示した梅毒II期疹

著者: 山脇光夫1 細川宏1 堀尾武1 朝田康夫1 岡村明治2

所属機関: 1関西医科大学皮膚科学教室 2関西医科大学病態検査学教室

ページ範囲:P.607 - P.609

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 36歳,未婚男性に生じた梅毒II期疹の稀有なI例を報告した.口腔,舌,咽頭,喉頭,鼻粘膜,口角,頸部に肉芽腫様病変を認め,鼻閉,嗄声を訴えた.組織学的には典型的な梅毒II期疹の所見を呈し,表皮内には多数のスピロヘータが検出された.確定診断に至るまで試みられた抗真菌剤(5—fluorocytosine)の経口投与期間中に皮疹は消退した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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