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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科45巻9号

1991年08月発行

文献概要

症例報告

有棘細胞癌様の臨床像を呈した限局性白癬性肉芽腫—イトラコナゾールの著効例

著者: 奥田長三郎12 伊藤雅章1 佐藤良夫1

所属機関: 1新潟大学医学部皮膚科学教室 2済生会三条病院皮膚科

ページ範囲:P.681 - P.684

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 限局性白癬性肉芽腫の1例を経験した.臨床的に,被髪頭部に結節が生じ,急速に増大するとともに潰瘍化し,有棘細胞癌様の外観を呈した.組織学的に,真皮内に肉芽腫形成と菌糸型の真菌要素がみられ,生検組織片からTrichophyton rubrumが分離された.イトラコナゾール100mg/日の内服により,病巣は9週で治癒した.副作用は認められなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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