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雑誌目次

雑誌文献

臨床皮膚科46巻1号

1992年01月発行

雑誌目次

カラーアトラス

再発性丹毒

著者: 三原一郎 ,   澤田俊一 ,   新村眞人

ページ範囲:P.6 - P.7

患者 54歳,女
 初診 昭和61年6月14日
 家族歴・既往歴 特記すべきことはない.
 現病歴 約10年前より,左頬部に軽度の熱感を伴う,発赤,腫脹出現.放置にて軽快するも,その後数回の再発を繰り返した.初診2日前より,再び左頬部に発赤,腫脹が出現したため当科受診となった.なお,毛剃りの習慣はない.
 現症 皮疹は,鼻部より左頬部にわたる境界明瞭な浮腫性紅斑局面で,病巣中心部には小水疱の形成がみられた.皮面は腫脹のための光沢を有し,毛孔の開大を認めた(図1).局所の疼痛,熱感を伴うも,発熱など全身症状はみられず一般状態は良好であった.血液検査では白血球数10800/mm3,CRP 2.5mg/dl,ASLO 1661U/mlと感染症を示唆した.

原著

頭部の炎症性肉芽組織よりなる偽嚢腫—Pseudocyst of Scalp

著者: 岩田忠俊 ,   橋本透 ,   新村眞人

ページ範囲:P.9 - P.16

 炎症後に生じたと思われる,脱毛斑を伴った偽嚢腫を19例経験した.いずれも好発部位は頭頂部で,大部分単発で径10〜20mm大のドーム状腫瘤.表面は腫瘤に一致して脱毛を認め,病理組織では明らかな壁構造を有しない,周囲を炎症性肉芽組織にて取り囲まれた偽嚢腫である.穿刺にて排液し,内容液は黄色やや血性の粘稠液を有するも細菌培養は陰性.治療は穿刺排液後,ステロイド剤局注にて平坦化,発毛をみて治癒する.膿瘍の吸収過程に生じた偽嚢腫と考えられる.

アトピー性皮膚炎患者の食物抗原に対するCutaneous Late Phase Reaction

著者: 大山克巳

ページ範囲:P.17 - P.21

 アトピー性皮膚炎患者(7〜37歳)78例に対し食物抗原(小麦,米,鶏肉,牛乳,大豆,全卵)6種を皮内注射し,即時型反応およびcutaneous late phase reaction(以下,CLPR)(数時間後,24時間後,48時間後)を観察し以下の結果を得た.①即時型反応は51例(65.4%)に陽性であった.②CLPRは14例(17.9%)17回に出現し大豆が7回と最も多かった.③CLPR陽性17同中,RAST陰性およびスコア1で14回,82.3%を占めていた.④CLPR陽性例と陰性例において,IgE(RIST),好酸球数(%),本人および家族の気道アトピーの有無,重症度について検討したが,いずれも有意な差はなかった.⑤全卵,牛乳はCLPRが即時型反応に比し強く出現する傾向が見られたのに対し,大豆は即時型反応が強く出現する傾向が見られた.⑥CLPRの反応パターンは即時型反応陽性群と陰性群に分けられた.これらの結果からアトピー性皮膚炎におけるCLPRの意義について述べた.

IgA腎症患者皮膚の免疫組織学的検索

著者: 三橋善比古 ,   千代谷成史 ,   高橋正明 ,   山辺英彰 ,   永田紀四郎

ページ範囲:P.23 - P.26

 IgA腎症患者の皮膚への免疫グロブリン沈着の有無を免疫組織学的に検索した.内科および小児科で,腎生検を行って診断が確定された15例のIgA腎症患者を対象とした.原則として,小児は下腿から,成人は肩と下腿の2カ所から生検を行った.全例臨床的に紫斑などの皮疹はみられず,生検皮膚の病理組織学的検索でも異常は見られなかった.免疫組織学的にも成人の1例の肩の血管壁で軽度のIgAとIgMの沈着がみられた以外は陰性であった.比較のために検索したアナフィラクトイド紫斑では8例中6例の真皮上層の血管壁にIgA and/or C3の顆粒状の沈着が見られた.IgA腎症とアナフィラクトイド紫斑は同一スペクトラムに含まれる疾患と考えられているが,皮膚血管へのIgAの沈着態度は異なり,このことはIgA腎症では通常皮疹を欠くことの理由になりうると考えた.

連載 皮膚病の現状と未来・1【新連載】

ヒト乳頭腫ウイルス感染症(その1)

著者: 川島真

ページ範囲:P.16 - P.16

 今回から数回にわたって,「皮膚病の現状と未来」と題してコラムを担当させていただくこととなった.無論,皮膚病全体についてその現状と未来を語るのは荷が重すぎる.それ故,筆者が日頃多少とも興味を抱いている疾患にかたよってしまうことはお許し願いたい.
 20世紀後半の生物学あるいは医学の進展の大きな起動力となった学問の一つは分子生物学である.DNAの構造解析からさらには遺伝のメカニズムという,いわば神秘のヴェールに包まれていた世界を我々の手の届くところまで近づけてくれた.皮膚病の研究においても多大な恩恵をもたらしたことは周知のごとくであるが,‘イボ’の分野もその最たる例の一つである.

今月の症例

Erythema Figuratum Neoplasticum(Erythema Gyratum Repens)の1例

著者: 加瀬佳代子 ,   小俣光子 ,   漆畑修 ,   斎藤隆三

ページ範囲:P.27 - P.31

 Erythema figuratum neoplasticumに属するerythema gyratum repensの61歳,男性例を報告した.全身に瘙痒を伴い遠心性に拡大する浮腫性の環状紅斑が多発.皮疹は日々その形態を変えた.皮疹出現3週間後の胃内視鏡検査で胃内重複癌が早期に発見された.血液検査上,好中球を主体とする白血球増多があり,組織学的に好中球の充満する血管も散見された.胃癌の根治的手術後,皮疹は約3週間で軽快し5カ月で消退した.本例の発症機序としては胃癌に伴う代謝産物に対する免疫反応が考えられた.Erythema gyratum repensは内臓悪性腫瘍におけるデルマドロームとしてよく知られているが本邦ではこれまでに1例の報告しかなく本例は2例目と思われる.海外報告34例も含め若干の文献的考察を加えた.

Dysolastic Nevusの父娘例

著者: 池田光徳 ,   池田政身 ,   玉木宏幸 ,   小玉肇

ページ範囲:P.33 - P.36

 36歳の男性(父)と13歳の女性(娘)にみられたfamilial typeのdysplasticnevus(以下,DN)を報告した.父では躯幹を主体に約30個の褐色斑が散在し,摘出標本8個のうち1個が境界型のDNで他は複合型のDNであった.娘では右耳後部の褐色斑が複合型のDNを示した.両症例および家系内にメラノーマ患者の発生はみられない.家族性のDNの臨床的意義について若干の考察を加えた.

臨床統計

間質性肺炎を伴った皮膚筋炎の予後調査

著者: 鳥飼抄順 ,   上村知子 ,   肥田野信 ,   清水悟

ページ範囲:P.37 - P.40

 全国124皮膚科診療施設にアンケート調査を依頼し,85施設より回答のあった237例について皮膚筋炎の予後に関して検討した.成人の死亡率は25%で,死因の37%を間質性肺炎が占めていた.間質性肺炎合併例は40歳代に発病のピークがあった.皮膚筋炎発病後,半年以内に間質性肺炎が発症した症例の65.4%が死亡していた.治療は,ステロイドの内服が主体であり,間質性肺炎発病後重症例には免疫抑制剤,パルス療法が併用されていた.間質性肺炎合併例では皮膚の潰瘍形成と関節痛が,非合併例に比べ有意に高く認められた.検査所見は,合併例,非合併例との間で有意差のあるものはなかったが,皮膚の生検組織像では間質性肺炎合併例で真皮の浮腫が有意に高く認められた.

症例報告

落葉状天疱瘡から尋常性天疱瘡に移行したと考えられた1例

著者: 盛修一 ,   新田悠紀子 ,   山田敏子 ,   池谷敏彦

ページ範囲:P.43 - P.46

 40歳男性.顔面,上肢,躯幹に糜爛を伴った紅斑,小水疱が出現.組織学的に顆粒層直下に棘融解像を認め,蛍光抗体法にて表皮細胞間にIgG,C3の沈着を見た.落葉状天疱瘡と診断しprednisolone 30mg/日にて皮疹抑制し,ステロイド漸減.経過良好にて観察中に躯幹,顔面,四肢に広範囲の糜爛を伴った水疱と紅斑が汎発した.口腔粘膜疹も認めた.組織学的に基底層直上に棘融解像が認められ,蛍光抗体法にて表皮細胞間にIgG,C3の沈着を認めた.Prednisolone 30mg/日では皮疹の抑制が不可能で,60mg/日に増量するも反応せず,cyclophosphamide 100mg/日を併用して皮疹は軽快傾向を示した.落葉状天疱瘡から尋常性天疱瘡に移行した症例と考えられたので,若干の考察を加えて報告した.

61歳で発症した全身性エリテマトーデスの1例

著者: 宮本秀明 ,   大勝美保 ,   斎藤すみ

ページ範囲:P.47 - P.50

 61歳,女.初診の7カ月前に顔面に紅斑が1個出現.1カ月後には2-3個に増加した.痒みも疼痛も伴わなかった.紅斑はさらにその後も数を増し,手・指にも拡大した.臨床検査値:リンパ球810,抗核抗体1280倍(speckled pattern),血清補体価(CH50)27.4,抗RNP抗体64倍,抗Sm抗体2倍,抗SS-A抗体1倍,LE cell陽性,RF(+),尿蛋白(2+),BSR 86mm/131mm.Lupus band test:蛍光抗体直接法で基底部に,IgG,A,M,C3,C1qが陽性.凍結切片を用いたPAP法でも,IgM,C3陽性.以上より全身性エリテマトーデスと診断された.プレドニゾロン40mg投与にて治療開始し,現在では,プレドニゾロン10mgで良好な状態が保たれている.本症の好発年齢は10代後半から30代であり,60歳以上での発症は稀であるので若干の考察を加え報告した.

全身性エリテマトーデスに伴う急性膵炎による皮下結節性脂肪壊死の1例

著者: 山川有子 ,   馬場直子 ,   佐々木哲雄 ,   長谷哲男 ,   中嶋弘

ページ範囲:P.51 - P.54

 全身性エリテマトーデス(以下,SLEと略す)に伴う急性膵炎による皮下結節性脂肪壊死を認めた1例を報告した.症例は47歳,女性.46歳時,43歳頃発症したSLEと診断.47歳時,急性腹症が発生,急性膵炎の診断を受けた.その2週間後,両側下腿に直径約1cmまでの皮下結節が多数出現.病理組織学的診断はsubcutaneousnodular fat necrosis.膵炎はurinastatin,nafamostat mesilate,camostat mesilateにより軽快したが,これとともに皮下結節も消退した.SLEと膵疾患との関連性および膵疾患と皮下結節性脂肪壊死の関係について検討した.

アンレキサノクス点眼剤によるアレルギー性接触皮膚炎の2例

著者: 牧野弘和 ,   上出良一 ,   新村眞人

ページ範囲:P.55 - P.57

 アンレキサノクスによる接触皮膚炎の2症例を経験した.症例1は41歳男性,症例2は76歳女性で,ともにアレルギー性結膜炎の治療に,アンレキサノクス点眼剤をそれぞれ約6カ月,約8カ月使用した後に,両眼瞼に瘙痒,発赤,腫脹が出現した.両症例とも,パッチテストにて,同剤のas isならびに6種類の配合成分のうち,主剤のアンレキサノクス(0.25%および0.1%水溶液)に陽性を示した.

Erythema Dyschromicum Perstansの2例

著者: 葉狩しのぶ ,   三原基之 ,   阿曽三樹 ,   島雄周平

ページ範囲:P.59 - P.62

 Erythema dyschromicum perstansの2例を報告した.症例1は,16歳男性.体幹,四肢に米粒大から小指頭大までの灰紫色を帯びる色素斑と紅斑が見られた.症例2は,49歳男性.腰臀部,両大腿部に爪甲大までの瘙痒のない灰紫紅色調の色素斑が見られ,一部融合傾向があり,この色素斑はステロイド軟膏の外用によって軽快した.2症例ともに組織学的にlichenoid tissue reactionが見られ,症例1では活動期と非活動期が同時に認められた.症例2では真皮上層の炎症性細胞浸潤内に胡桃状の核(convolutecl nucleus),濃染性の核をもつ異型リンパ球が散見され,核塵も見られた.自験例とその類症および皮膚T細胞リンパ腫との関連について若干の文献的考察を行った.

Granulomatosis Disciformis(Miescher)の1例

著者: 大塚勤 ,   石川英一

ページ範囲:P.65 - P.68

 47歳男性の右手背に発症したgranulomatosis disciformis(GD)の1例を報告した.初診時,両手背に鶏卵大までの辺縁が環状または弧状に隆起し,中央が萎縮性の紫紅色,軽い落屑を伴う弾性硬の結節が多発して認められた.組織学的に真皮全層に主としてリンパ球よりなる細胞浸潤があり,一部類上皮細胞および巨細胞を混じえ,これらに取り囲まれて軽度の膠原線維の変性がみられた.変性部はoil red O染色陰性,PAS染色陰性.小血管の一部に壁の肥厚や内腔の閉塞像を認めた.本症はnecro—biosis lipoidica,granuloma annulareと近縁の疾患であるが,自験例は臨床的に黄色調を欠く結節で,組織学的に肉芽腫性病変を主体とすることよりGDと診断した.なお,自験例は75g OGTTで境界型耐糖能障害を認めた.

小児に発生した結節性黄色腫より診断し得た家族性Ⅱa型高脂血症の1家系

著者: 五十嵐晴巳 ,   小粥雅明 ,   水野義仁

ページ範囲:P.69 - P.72

 6歳女児を発端に家族性高脂血症WHO分類Ⅱa型の1家系を診断し得たので報告した.3歳時より両膝部に,5歳時より両肘部にも結節性黄色腫の発生をみた.血清脂質検査を行ったところ,コレステロール(CH),低比重リポ蛋白(LDL)が高値を示した.母親,兄2人にも同様の血清脂質パターンが認められた.高脂血症は放置されると粥状動脈硬化を生じ,心筋梗塞等生命に関わる重大な症状を引き起こすが,自他覚症状が非常に少ないため早期発見が難しいことが多い.その中で,黄色腫は数少ない早発症状であり,これを主訴に皮膚科を受診することも珍しくないと思われるので,黄色腫を診察した場合には,必ず家族も含めて血液検査等を行い,異常の有無を検索するべきである.

皮膚症状により発症したB細胞性リンパ腫の1例

著者: 木花いづみ ,   新関寛徳 ,   生冨公明 ,   原田契一

ページ範囲:P.75 - P.79

 69歳,男性.胸部の板状硬結を初発症状としたB細胞性リンパ腫を報告した.腫瘍は胸壁の筋肉内にも浸潤が認められ,腋窩リンパ節腫脹も認められた.組織学的には濾胞性大細胞型で,CD20陽性,CD10陽性,細胞膜表面および胞体内免疫グロブリン陰性,免疫グロブリンH鎖geneに遺伝子再構成を認めpre-pre B細胞性リンパ腫と診断した.化学療法および電子線照射により寛解したが,半年後皮膚の結節にて再燃した.本邦では皮膚におけるB細胞性リンパ腫の報告は少ないが,中でも成人発症の未熟な分化段階で腫瘍化した症例は非常に稀である.

Cronkhite-Canada症候群—脱毛で初発した1例

著者: 河内山明 ,   三好薫 ,   新山豪一 ,   加藤啓—郎 ,   小林敏成

ページ範囲:P.81 - P.84

 68歳男性,Cronkhite-Canada症候群の1例を報告した.初診の約5日前より頭部の脱毛が出現し急速に全頭型脱毛となり,さらに汎発性脱毛となった.その後,下痢,食欲低下,味覚低下,爪甲の萎縮と剥離,色素沈着が生じた.貧血,低蛋白血症があり胃,大腸および直腸に多発性ポリポーシスを認めた.プレドニゾロン内服が著効し皮膚症状,消化器症状の急速な改善がみられた.自験例では脱毛が消化器症状に先行したことにより,外胚葉系異常は栄養吸収障害によって二次的に生じたものではなく,本症に固有の変化である可能性が示唆された.

治療

Medial Plantar Flapによつて再建した足底荷重部悪性黒色腫の1例

著者: 中川浩一 ,   古川雅祥 ,   田端正子 ,   八代典子 ,   前川直輝 ,   伏田宏代 ,   濱田稔夫

ページ範囲:P.87 - P.90

 45歳,男性.約1年前から,右足踵部の黒色の皮疹に気づいていたが放置していた.初診時,皮疹は25×22mmの,しみ出しを伴った黒色の腫瘤で,表面に過角化が認められた.腫瘤辺縁から3cm離して,皮切を加え,底部は骨膜上で剥離し,一塊として摘出した.摘出部を,内側足底動脈の皮枝を栄養動脈としたmedialplantar flapによって再建した.皮弁を採取した足底非荷重部には大腿部よりの遊離植皮術を行った.摘出標本では,腫瘍細胞の多形性,異形性が著明で,真皮内にも浸潤していた.TNM分類でPT 3a,level4,stage II,cell typeはpleomorphic celltypeのacral lentiginous melanomaと診断した.術後約1年を経過するが,再発もなく,運動機能も正常範囲内である,踵部の感覚については,手術後しばらくは,土踏まずで歩いているように感じていたが,現在では,植皮部の3分の2が踵部の感覚となってており,感覚のswitchingが起こったと考えた.

印象記

オーストリア皮膚科学会印象記

著者: 西川武二

ページ範囲:P.92 - P.94

 オーストリアの皮膚科といえば,日本皮膚科学会を創立した土肥慶蔵教授が19世紀末ウィーン大学の皮膚科のKaposi教授に師事して以来の旧い関係にある.また現在,世界皮膚科学会の支持母体となる国際皮膚科連合の会長はウィーン大学第1皮膚科主任のK,Wolff教授が務めているなどわが国にも少なからず影響を与えているにもかかわらず,ドイツ語圏のためか,国内の事情については余り知られていない.そもそも皮膚科学はロンドン・パリ・ウィーンの3カ所から発祥したとされるが,特にウィーンのJ.Plenck(1735-1807)がいち早く,皮膚科の基礎を創り上げたと考えるのが医史学的な立場からは正しいとされている1)
 オーストリア皮膚科学会は正式には1890年2月ウィーン大学第2代教授のカポジ教授によりウィーン皮膚科学会として始められ1990年6月学会創立100年祭を盛大に祝ったとのことである.筆者は,学会長,グラーツ大学教授のH.Kerl教授より,Ferdinandvon Hebra(1816-1880,ウィーン大学初代教授)記念講演者としてこの学会に参加する機会を与えられたので,学会の印象を簡単に述べてみたい.

基本情報

臨床皮膚科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1324

印刷版ISSN 0021-4973

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