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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科46巻10号

1992年09月発行

文献概要

これすぽんでんす

滝脇弘嗣先生の御意見に応えて

著者: 東久志夫1

所属機関: 1大阪赤十字病院皮膚科形成外科

ページ範囲:P.865 - P.865

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 極めて理論的な御指摘ありがとうございました.メラニンが真皮表在部にあれば,黄色っぽくみえ,深くなるほど青くみえるようになるのは,Leverの成書でも“Tyndall現象”などと記載説明しており,自明のことと思われます.
 しかし,私が本論文で申し上げたかったことは,従来,メラニンが真皮浅層にあれば褐色ないし黄色くみえ深くなるほど青くなるというのが,何となく既成観念のようになっている点を,青く見える母斑でもその色調のもとであるメラニンは真皮の意外に浅い層にあるという所見を述べさせていただいたわけで,その点,表現がかなり独善的な部分もあるやもしれません.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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