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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科46巻12号

1992年11月発行

文献概要

症例報告

金製剤使用中に間質性肺炎を併発した尋常性天疱瘡の1例

著者: 二宮涼子1 児浦純義1 平川毅2 増田敏雄3 池上あずさ4 山下英俊4

所属機関: 1鹿児島市立病院皮膚科 2鹿児島市立病院放射線科 3鹿児島市立病院歯科口腔外科 4総合病院鹿児島生協病院内科

ページ範囲:P.1017 - P.1021

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 症例は60歳,女性.尋常性天疱瘡を副腎皮質ホルモン剤で治療し,その減量途中で補助療法として金製剤を使用したところ総使用量75mgの時点で間質性肺炎を発症した症例を報告した.金製剤による間質性肺炎の報告例の中では最少の使用量であった.尋常性天疱瘡に対する金製剤の使用に関しては適応についての慎重な判断と投与後の呼吸器症状の出現やLDH・好酸球の変動等に十分に注意すべきであると思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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