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症例報告
抗悪性腫瘍剤エトポシドによる血栓性静脈炎の1例
著者: 根本治1 森川玲子1
所属機関: 1国家公務員等共済組合連合会斗南病院皮膚科
ページ範囲:P.1035 - P.1037
文献購入ページに移動 症例:40歳,女性.卵巣腫瘍手術後の化学療法(1回目,シスプラチンとエトポシド,2回目,カルボプラチンとエトポシド)後に四肢に腫脹および静脈の走行に一致した硬結が出現した.組織学的にこの硬結は好酸球の密な浸潤を伴った血栓性静脈炎で,全身ステロイド療法にて改善あるいは予防できた.薬剤試験のリンパ球刺激試験,パッチテスト,スキンウインドウテストなどでエトポシドを疑った.
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