icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科46巻13号

1992年12月発行

今月の症例

皮膚筋炎に続発した皮膚限局性アミロイドーシスの1例

著者: 森健一1 武田孝爾1 植木宏明1

所属機関: 1川崎医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.1105 - P.1109

文献概要

 58歳,男性.10年前に両下腿のアミロイド苔癬が出現して半年で消退した.その数年後に同様の皮疹が再発し,初診の3週間前より日光露出部の多形日光疹と両上腕外側の手掌大の紅斑局面が出現した.上腕の紅斑の生検像と血清中の筋原性酵素(CPK,アルドラーゼ,ミオグロビン等)の上昇より,皮膚筋炎と診断.同時に真皮乳頭部と毛包周囲にアミロイド沈着を認めた.十二指腸粘膜生検ではアミロイド沈着はなく,皮膚限局性アミロイドーシスと診断.皮膚筋炎に続発した皮膚限局性アミロイドーシスの報告は調べえた限りで自験例が第1例目と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら