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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科46巻13号

1992年12月発行

文献概要

症例報告

妊娠中に発症した線状強皮症の1例

著者: 長田和子1 清島真理子1 森俊二1

所属機関: 1岐阜大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.1145 - P.1148

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 35歳,女性.10年前,第1子妊娠4カ月頃より左半身のつっぱり感を自覚し始めた.徐々に左下腿後面の皮膚硬化,淡褐色の色素沈着がみられるようになった.さらに第2子妊娠中に同様の症状が左下腿から左大腿,左腰部,左背部,左上腕と拡大した.検査所見では,抗一本鎖DNA抗体陽性,LEテスト陽性,血中好酸球上昇を示した.軽い筋肉症状を認めるが,その他自覚症状はない.現在ヘパリノイド軟膏外用にて経過観察しているが著変を認めない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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