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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科46巻2号

1992年02月発行

文献概要

今月の症例

耳下腺部の手術既往なしに生じたAuriculotemporal Syndromeの1例

著者: 高野隆一1 福田覚1 高山修身2 玉置邦彦2

所属機関: 1共立蒲原総合病院皮膚科 2山梨医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.137 - P.139

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 Auriculotemporal syndrome(以下,ATSと略す)は現在Frey症候群としても知られており,食物あるいは飲料の経口摂取に伴い耳介側頭神経auriculotemporalnerveの支配領域に発赤または発汗を認める疾患群の総称である.本症候群は耳鼻咽候科領域では耳下腺部の手術後に起こる後遺症としてよく知られているが,皮膚科領域からの報告は少なく,本症例が手術の既往なしに生じたまれなATSであったことから,若干の文献的考察を加え,ここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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