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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科46巻4号

1992年04月発行

症例報告

炎症性辺縁隆起性白斑の1例

著者: 浦野理英1 松尾聿朗1 大城戸宗男1

所属機関: 1東海大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.379 - P.382

文献概要

 44歳男性の全身に白斑が散在する患者に,環状の紅斑性隆起を辺縁に伴う不完全色素脱失斑が出現した.環状紅斑は白斑に先行して出現し,数週間で消退するが,その中心部に不完全色素脱失斑を生じ,やがて完全色素脱失斑となる.臨床的に従来,炎症性辺縁隆起性白斑として報告されているものに一致すると思われた.紅斑部の病理組織像では,いわゆるsatellite cell necrosisも認められ,その発症に免疫機構の関与が示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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