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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科46巻4号

1992年04月発行

症例報告

Dystrophic Calcinosis Cutis

著者: 林伸和1 早川雅之1 江藤隆史1 古江増隆1 石橋康正1

所属機関: 1東京大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.385 - P.387

文献概要

 60歳,男性.23歳時右股関節結核にて郭清および固定術を行い,完治していたが,59歳時瘢痕部の外傷を契機として難治性の瘻孔を形成した.抗酸菌および一般細菌培養陰性であった.軟X線写真上で針状の石灰化を認めた.術後瘢痕部に生じたdystrophic calcinosis cutisと診断し,瘢痕部皮膚を切除,植皮術を行った.組織学的には硝子化した膠原線維に囲まれた多発性の石灰化病巣であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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