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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科46巻5号

1992年04月発行

文献概要

特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1992 II 皮膚疾患の病態

Neuropeptideと皮膚疾患

著者: 岸本三郎1 池田佳弘1

所属機関: 1京都府立医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.67 - P.71

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 正常ヒト皮膚に存在しているneuropep—tide(NP)は少なくとも15種類が知られており,主なものはsubstance P(SP),calcitonin-gene—related peptide(CGRP),neuropeptide Y(NPY),および同一遺伝子にコードされているvasoactive intestinal peptide(VIP)とpeptidehistidine isoleucine/methionine(PHI/PHM)である.これらNPの分布と共存を述べ,さらにSPを中心として神経伝達物質としての機能およびその他の機能(即時型アレルギー反応の調節・炎症反応ならびに組織修復の調節・液性および細胞性免疫の調整)についても述べた.皮膚病変におけるNPの検討は,人工および寒冷蕁麻疹,結節性痒疹,アレルギー性接触皮膚炎,アトピー性皮膚炎,尋常性乾癬,糖尿病皮膚,らいやグロムス腫瘍でなされており,それらの結果を記した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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