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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科46巻5号

1992年04月発行

文献概要

特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1992 III 新しい検査法と診断法

紫外線測定法

著者: 市橋正光1

所属機関: 1神戸大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.103 - P.110

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 皮膚癌の急増が有害紫外線(UVB)増加に起因するか否かが問われている.すでに1970年代は太陽UVBを測定するためのR-B meterが開発され,米国各地で実測されている.しかしR—B meterはUVBだけではなくUVAをも計測しているとの批判から,真のUVB meterの開発が待たれていた.1990年にFurusawaらは蛍光体発光により太陽光UVBを可視光に変換し,シリコンフォトダイオードセンサーに入射させ,DNAに吸収されるUVに選択的な分光特性をもつ全天候型UVB測定器を開発している.筆者はすでに1990年来,太陽光の全UVとUVAを簡便な測定器を用いて実測している.本項ではUV測定の一般的原理とそれを応用した入手可能な市販計測器のいくつかを紹介した.診療と研究の一助となれば幸いである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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