icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科46巻5号

1992年04月発行

文献概要

特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1992 IV 治療のトピックス

制癌剤漏出性皮膚障害の治療と予防法について—皮膚科医の役割

著者: 柳川茂1 大隅正義1 熊井良司2 石原和之3

所属機関: 1埼玉県立がんセンター皮膚科 2埼玉県立がんセンター血液科 3国立がんセンター皮膚科

ページ範囲:P.169 - P.174

文献購入ページに移動
 制癌剤の血管外漏出による皮膚障害は皮膚科に依頼されることが多いが,時に医療事故的側面が強くなるため,その治療には注意を要する疾患である.最近経験した予想外に重篤な症状に及んだ3例の制癌剤漏出性障害を報告しながら,治療上の問題点と種々治療法の適応について考察を加えた.また,制癌剤漏出においては,治療と同等にその予防対策が大切と思われ,薬剤知識,注射法など予防の要点を述べるとともに,皮膚科医が積極的にその予防対策に参加すべきことを強調した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?