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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科46巻6号

1992年05月発行

症例報告

尋常性狼瘡,慢性円板状エリテマトーデスを考えさせたサルコイドーシスの1例

著者: 宮川俊一1 小林都江1 木村俊次1

所属機関: 1国家公務員等共済組合連合会立川病院皮膚科

ページ範囲:P.453 - P.456

文献概要

 47歳,女性.臨床的に顔面に尋常性狼瘡様あるいは慢性円板状エリテマトーデス様皮疹を呈したサルコイドーシスの1例を報告した.組織学的に一部乾酪壊死を伴う類上皮細胞肉芽腫で尋常性狼瘡,サルコイドーシス両者の鑑別が困難であった.検査所見上特徴的な眼病変,BHLを認めず,抗核抗体,抗DNA抗体が陽性であった.経過中に頸部,腋窩のリンパ節腫大,胸部以下にサルコイドーシスを疑わせる皮疹が出現し腋窩リンパ節生検にてサルコイドーシスと診断し得た.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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