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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科46巻8号

1992年07月発行

文献概要

原著

深在性エリテマトーデス—自験5例を含めた臨床ならびに組織学的検討

著者: 河原由恵1 星野佳子1 多島新吾1 原田敬之1 西川武二1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.617 - P.621

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 最近当教室において経験した,深在性エリテマトーデス5例の臨床病型,組織像についてまとめた.その臨床病型は,全身性エリテマトーデスの診断基準を満たすもの,免疫学的異常,全身症状を全く伴わないもの,その中間像を呈するものに分類された.組織像も多様性を示したが,真皮から皮下織にかけてのムチン沈着,lupusband testの陽性所見は診断上重要であると思われた.なお,本邦既報告例の臨床像について簡単な検討を加え,あわせて示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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