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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科46巻8号

1992年07月発行

文献概要

今月の症例

プロピオン酸アルクロメクゾンによる光接触性皮膚炎の1例

著者: 田村俊哉1 飯塚一1 岸山和敬2

所属機関: 1旭川医科大学皮膚科学教室 2北見赤十字病院皮膚科

ページ範囲:P.629 - P.633

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 71歳,女性.プロピオン酸アルクロメタゾンによる光接触性皮膚炎の1例を報告した.左三叉神経第1枝領域の帯状疱疹の治癒後,同部の瘙痒感に対しプロピオン酸アルクロメタゾンの外用を行っていたところ,約1.5カ月後に暗赤色紅斑と腫脹が出現した.貼布試験,光貼布試験の結果から主成分であるプロピオン酸アルクロメタゾンによるアレルギー性接触皮膚炎および光アレルギー性接触皮膚炎と診断した.ステロイド外用剤による光接触性皮膚炎の報告は極めて少なく,稀な症例と考え報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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