icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科46巻9号

1992年08月発行

連載 皮膚科医と写真撮影・4

顕微鏡写真の撮り方

著者: 木村俊次1

所属機関: 1国家公務員等共済組合連合会立川病院

ページ範囲:P.727 - P.727

文献概要

 これは臨床写真とは違って相手が標本であることと,撮り直しがきくことから,撮影自体は比較的楽である.とくに最近は生物顕微鏡の性能も良く,自動写真撮影装置もついているので,フィルムを装填しさえすれば,誰にでも同じように撮れるはずである.ところが出来上がりをみると違いがあるので,やはりそこにはいくつか注意すべき点があると考えられる.自動撮影装置がない場合は条件を整えるのが面倒で,たとえばかつて実体顕微鏡にアダプターでカメラをとりつけ,透過および斜めから落射する抗原を使ってマダニや剥離表皮・真皮の撮影を行ったことがあったが,条件が整うまでは試行錯誤が必要であった.今回は紙数の関係もあり,自動撮影装置のついた透過型のバノックス生物顕微鏡を用いた撮影上の注意点に限定して触れる.他の顕微鏡の場合でも基本的なところは共通と思われる.
1)カラー・モノクロに共通の事項

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら