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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科47巻1号

1993年01月発行

症例報告

先天性頭蓋内皮膚洞の1例

著者: 大江麻里子1 肥田野信1 石井毅2 井沢正博2

所属機関: 1東京女子医科大学皮膚科学教室 2東京女子医科大学脳神経外科学教室

ページ範囲:P.57 - P.60

文献概要

 4カ月,女児の後頭正中部にみられた直径1.5cm大の皮下腫瘤と径2.2cm大の結節で,神経学的症候は呈していなかった.皮膚洞は骨欠損部を貫通し,腫瘤末端は第四脳室にまで達し,盲端になって終わっていた.本症は放置により髄膜炎などの重篤な神経症状を呈してくることが知られているが,未然に摘出すれば予後は良好である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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