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印象記
「第92回日本皮膚科学会総会・学術大会」印象記
著者: 中山樹一郎1
所属機関: 1九州大学医学部皮膚科
ページ範囲:P.1034 - P.1036
文献購入ページに移動 第92回日本皮膚科学会総会・学術大会は平成5年4月9日(金)より11日(日)までの3日間,岐阜グランドホテルで岐阜大学森俊二教授会頭のもとに開催された.学会事務局より聞くところによると2,000名を越す学会参加者があったとのことで,私自身も本学会が大変に盛会であったことが何よりも印象として残った.以下に私自身が実際に拝聴したすばらしいいくつかの講演や最近の話題性のあるテーマ(例えばアトピー性皮膚炎など)のセッションにおける熱気あふれる会場の雰囲気,あるいは非常に快適に感じた学会運営などについてお伝えしたい.なお学会場は長良川に沿った風光明媚の地にあり,季節的にも桜がとてもきれいに咲いていた.
プレジテンシャル・アドレスは森会頭により行われ,岐阜大学の歴史に始まり,その後本題である「強皮症の20年」について講演され,森教授の膨大なlife workの一側面を知る機会を得た.とくに私が感銘を受けたのは岐阜県内の強皮症患者の多年にわたる疫学調査についてであり,このような地道な岐阜大学の努力により岐阜県民の同症患者が医療受給の面で多くの恩恵があったのではないかと推察された.
プレジテンシャル・アドレスは森会頭により行われ,岐阜大学の歴史に始まり,その後本題である「強皮症の20年」について講演され,森教授の膨大なlife workの一側面を知る機会を得た.とくに私が感銘を受けたのは岐阜県内の強皮症患者の多年にわたる疫学調査についてであり,このような地道な岐阜大学の努力により岐阜県民の同症患者が医療受給の面で多くの恩恵があったのではないかと推察された.
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