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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科47巻12号

1993年11月発行

症例報告

ダカルバジンによる光線過敏症型薬疹

著者: 河合修三12 辻岡馨1 宮内東光1

所属機関: 1倉敷中央病院皮膚科 2関西医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.1065 - P.1068

文献概要

 60歳,男性.悪性黒色腫にDAV療法を行っていたところ3クール目より光線過敏症が生じた.光線照射試験よりダカルバジンによるUVAからUVB領域における光線過敏症と判明した.UVA 228mJ/cm2以下,照射2時間後より皮疹が出現した.UVBは148.4から74.2mJ/cm2へのMEDの短縮を認めた.光線過敏が生じる期間は静注直後から24時間以内にUVAが照射された時に限られており,ダカルバジン血中濃度に相関した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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