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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科47巻13号

1993年12月発行

原著

旭川医科大学および関連施設で過去4年間に経験したライム病の臨床像—ボレリア分離成功例を中心に

著者: 橋本喜夫1 川岸尚子1 坂井博之1 松尾忍1 飯塚一1 梶田哲2 岸山和敬3 水元俊裕4 宮本健司5

所属機関: 1旭川医科大学皮膚科学教室 2高木皮膚科診療所 3北見赤十字病院皮膚科 4旭川厚生病院皮膚科 5旭川医科大学寄生虫学教室

ページ範囲:P.1153 - P.1159

文献概要

 1987年に本邦で初めてライム病が報告されて以来,その報告例は増加しつつある.日本のライム病は第Ⅱ期以後の症例が少なく,一般に軽症例が多いといわれるが,まだ症例数も少なく,その臨床像の特徴や経過は明らかになっていない.われわれは1989年に第1例目を報告して以来,14例のライム病を経験し,そのうち8例に皮疹部からのボレリア分離に成功した.そこでこれらの臨床像や経過を報告し,本邦のライム病の臨床的特徴をまとめ,皮疹部からのボレリア分離の重要性を述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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