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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科47巻13号

1993年12月発行

文献概要

症例報告

悪性青色母斑の1例

著者: 前嶋啓孝1 橋本秀樹1 安斎眞一1 渡辺修一1 麻生和雄1

所属機関: 1山形大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.1243 - P.1248

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 45歳,女性.右下腿屈側の黒色結節を主訴に来院した.悪性黒色腫を疑い広範囲切除,右鼠径リンパ節郭清を行った.病理組織学的所見では,原発巣は細胞増殖性青色母斑の組織像に悪性化を伴っており,悪性青色母斑と診断した.また右鼠径リンパ節に腫瘍の転移像を認めた.免疫組織学的には腫瘍細胞は抗S−100蛋白抗体,抗neuron specific enolase抗体,抗ヒトメラノーマ抗体(HMB−45)で陽性所見を呈した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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