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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科47巻2号

1993年02月発行

文献概要

今月の症例

いわゆる遠心性環状紅斑の形をとつた汎発型環状弾力線維融解性巨細胞肉芽腫の1例

著者: 三浦隆1 斎藤明1 高橋法子1

所属機関: 1帝京大学医学部附属市原病院皮膚科学教室

ページ範囲:P.149 - P.152

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 肝炎に罹患している73歳女性に発症した汎発型環状弾力線維融解性巨細胞肉芽腫(annular elastolytic giant cell granuloma)の1例を報告した.皮疹は汎発性環状紅斑で,躯幹を主に環状の紅斑が多発かつ互いに融合し連圏状となり,約2年の経過中さらに遠心性に拡大しながら消失した.この臨床像はいわゆる遠心性環状紅斑のそれに一致した所見であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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