文献詳細
治療
文献概要
68歳,男性.約10年前より側腹部に自覚症状を欠く皮疹が出現し徐々に増加,遠心性拡大を認めた.臨床および病理組織所見より汎発性環状肉芽腫と診断した.また,75gOGTTでは境界型糖尿病パターンを示した.皮疹はステロイド外用に反応せず,生検後自然消退傾向も認められなかった.外用PUVA療法を行ったところ,ステロイド外用のみのコントロール部と比較し著明な効果を認めた.しかも,内服PUVA療法を行った海外報告例に比べ,1/10以下の照射線量にて著効を認めた.
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