icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科47巻2号

1993年02月発行

文献概要

治療

PUVA療法が奏効した汎発性環状肉芽腫の1例

著者: 平川佳代子1 塩原哲夫1 長島正治1

所属機関: 1杏林大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.203 - P.206

文献購入ページに移動
 68歳,男性.約10年前より側腹部に自覚症状を欠く皮疹が出現し徐々に増加,遠心性拡大を認めた.臨床および病理組織所見より汎発性環状肉芽腫と診断した.また,75gOGTTでは境界型糖尿病パターンを示した.皮疹はステロイド外用に反応せず,生検後自然消退傾向も認められなかった.外用PUVA療法を行ったところ,ステロイド外用のみのコントロール部と比較し著明な効果を認めた.しかも,内服PUVA療法を行った海外報告例に比べ,1/10以下の照射線量にて著効を認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?