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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科47巻2号

1993年02月発行

文献概要

印象記

“Fifth Immunodermatology Symposium”印象記

著者: 井階幸一1

所属機関: 1京都大学医学部皮膚科

ページ範囲:P.208 - P.210

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 第5回ImmunodermatologySymposiumは1992年8月20〜22日にハンガリー共和国のSzeged(セゲド)市において開催された.セゲド市はハンガリーの首都ブダペストの南南東約160kmに位置する人口約19万人の都市である.セゲドといっても御存知の方はまずいないと思うが,地図を開くと,ちょうどルーマニアとユーゴスラビア(現在はセルビア)とハンガリーの3国が,互いに国境を接する地点に位置することが分かる.ルーマニアの国境を越えると数年前のルーマニア革命の際,大虐殺で有名になったティミショアラもすぐである.また,ユーゴ国境を越えると,果てしなく内戦が続いている.ときに砲声が聞こえることもあるというが,セゲド自体は,静かで落ち着いた中欧の都市である.
 本学会はブダペストで開催された第8回国際免疫学会のサテライトシンポジウムの一つであり,European ImmunodermatologySocietyが母体となり,セゲドにあるアルバート・セントジョルジ医科大学の皮膚科主任AttilaDobozy教授が会頭である.学会場は,市内のDeak Ferenc Gram—mar Schoolで,教育講演3題,一般演題31題,ポスター38題が1つの会場で行われた.約150名が参加したが,日本からは,京都大学から私と古川福実講師,横浜市立大学の池澤善郎助教授および資生堂の研究グループの8名余りであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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