患者 78歳,女性
初診 昭和63年12月23日
既往歴 昭和41年に脳出血.以後寝たきりとなり,約15年前から特別養護老人ホームに入所している.
現病歴 昭和63年10月頃から臀部に小結節が多発してきた.普段は便秘がちだが時に下痢が続くことがある.尿道カテーテルは留置しておらず,常に紙おむつを当てている.
初診時現症 肛囲から臀裂外側にかけ両側性に,大豆大までの半球状に隆起する小結節が敷石状に多発している.これらの結節の多くは表面に軽い浸軟やびらんを伴っている(図1).真菌検査でカンジダは陰性.
雑誌目次
臨床皮膚科47巻4号
1993年04月発行
雑誌目次
カラーアトラス
Diaper Area Granuloma of the Aged
著者: 片山治子
ページ範囲:P.326 - P.327
原著
Lichen Purpuricus—病理組織学的検討
著者: 太田幸則 , 米元康蔵 , 西山茂夫 , 新井春枝
ページ範囲:P.329 - P.333
今回我々は臨床的にlichen purpuricusと思われた4症例を経験し,その組織反応に注目した.臨床的には出血に伴い生ずる黄色から暗赤色までの色調を呈する丘疹が主として下肢に集簇あるいは融合し小局面を形成し,組織学的には真皮上層の帯状の細胞浸潤および出血を認めた.真皮浸潤細胞と表皮の間の正常部は必ずしも明らかではない.浸潤細胞の中には多数の組織球系細胞を認め,一部では赤血球を貪食しているもの,巨細胞の形態をとるものもみられた.これらの組織学的所見から慢性に経過するlichen purpuricusの病変形成には組織球,マクロファージの関与が重要と考えられた.本症の病態には血管外へ遊出した赤血球の処理過程における障害の可能性が示唆された.
17年間の経過で死亡した紅皮症型菌状息肉症
著者: 金井塚生世 , 金指麦子 , 馬場直子 , 長谷哲男 , 中嶋弘 , 中嶋英子
ページ範囲:P.335 - P.338
症例は40歳,男性.約22年前より全身に鱗屑を伴う紅斑が出現し,ステロイド外用療法を行っていた.その後,腫瘤も出現してきたため当科を初診した.病理組織検査にて菌状息肉症と診断され,腫瘤に対し電子線照射を行い一時軽快した.その後皮疹,リンパ節腫脹ともに漸増したため,フォトフェレーシス療法(extracorpo—real photochemotherapy)を行った.紅斑はやや軽快したが腫瘤は増大したためこれに対しては電子線照射を,汎血球減少症に対してはプレドニゾロン内服療法を行った.しかし,十二指腸潰瘍穿孔を併発し,外科手術を受けたがDICにて死亡した.剖検では腫瘍細胞の明らかな浸潤は右側胸部,両上肢,左側大腿部の皮下,肝,脾および腹腔内リンパ節に認められた.
Eruptive Keratoacanthoma—1例報告ならびに文献的考察
著者: 持田耕己 , 吉池高志 , 相川洋介 , 高森建二 , 小川秀興
ページ範囲:P.339 - P.344
69歳男.家族歴なし.炭抗夫・プラスチック加工の職歴.1年前より顔面・頸部を中心とする200個に及ぶ毛孔一致性の角化性小結節が多発.粘膜疹はないが,瘙痒あり.Multiple biopsyにて有棘細胞癌に似た病理組織像を示す部分もあるものの,組織構築はすべてkeratoacanthoma様であった.以上からeruptive kerato—acanthomaと診断し,大なるものについては切除・液体窒素療法などを行った.放置せるもののうち若干については自然消褪傾向を示した.自験例は本邦2例目,世界11例目に当たり,極めてまれな疾患である.過去の報告例のまとめでは,①小型腫瘤が数百〜数千個出現,②出現範囲も広汎で顔面・頸部のみならず掌蹠や粘膜にも生じる,③痒みを伴うなどが特徴である.④自然消褪傾向に関しては当初強調されたほどには認められていなかった.病因としては,非露出部にも出現すること,毛嚢付属器の発達した部位にも出現することから,carcinogenへの曝露を最も疑った.
B細胞性リンパ腫—生前に心膜転移を診断し得た1例
著者: 樽谷勝仁 , 小澤健太郎 , 磯ノ上正明 , 東山真里 , 滝尻珍重 , 山村弟一 , 橋本公二 , 吉川邦彦
ページ範囲:P.345 - P.350
生前に心膜転移を診断し得たB細胞性リンパ腫の1例を報告する.症例は58歳,男性.全身に多発する浸潤性紅斑を主訴として当科受診.皮疹生検の結果non—Hodgkin-lymphoma,diffuse large cell typeと診断された.皮膚生検組織の細胞表面マーカーの免疫組織学的検索ではT,B細胞の特定はできなかったが,サザンプロット法によるDNA解析の結果B細胞性であることが確認できた.入院時右肘部リンパ節腫脹,発熱,全身倦怠感の他に奇脈,心電図上低電位,X線上心拡大を認め心エコー検査にて心タンポナーデと診断し,心嚢穿刺施行.穿刺液の細胞診にて腫瘍細胞の浸潤が確認された.また胃粘膜生検および骨髄穿刺検査にて腫瘍細胞の浸潤を認め,臨床病期分類はstage IV Bと考えられた.心嚢液内にメトトレキサート注入後VEPA変法1クール行い,心タンポナーデは改善したが,その後治療に反応せず,確定診断後約4カ月で死の転帰をとった.
今月の症例
塩酸ミノサイクリンで2度ショックを起こした1例—薬疹カードの重要性
著者: 玉置昭治 , 石田としこ , 中村麻紀
ページ範囲:P.351 - P.353
短期間に塩酸ミノサイクリンで2度アナフィラキシーショックを起こした29歳,男子例を報告した.患者は扁桃腺炎の治療でミノスタシン®,痤瘡の治療でミノマイシン®を投与されアナフィラキシーショックを起こしている.痤瘡の診察時には1度目のショックの既往を話し,その時に使用されていた薬剤リストをみせている.同一薬剤で2度もショックを起こした理由を考察して薬疹カードの重要性を指摘した.薬疹カードには原因薬剤をできる限り絞って一般名で記載する.原因薬を決めた方法およびアレルギーの臨床型も記載するほうが使用に際して便利であると述べた.
症例報告
メキシレチンによる多形紅斑型薬疹の2例
著者: 高橋千恵 , 岡野弘子 , 小屋光雄
ページ範囲:P.355 - P.358
不整脈治療剤メキシレチンによる多形紅斑型薬疹の2例を経験した.症例1はメキシレチンを9カ月以上内服した後多形紅斑様皮疹からStevens-Johnson症候群となった.最高39.2℃の発熱をきたし,肝機能障害も示したがメキシレチン中止後は2日間で軽快傾向となった.メキシレチンのパッチテストでは48時間で(++)を示した.症例2はメキシレチン内服26日後同じく多形紅斑型薬疹を生じ,メキシレチン中止後なお5〜6日間増悪しつづけたのち8日目より軽快傾向を示した.肝機能障害は呈したが発熱は微熱程度であった.メキシレチンのパッチテストでは48時間目(−)であったが,96時間後に(+)であった.
カルシウム拮抗剤投与により皮疹の増悪をみた乾癬の1例
著者: 斎藤すみ , 早川広樹 , 影山恵 , 相原道子 , 池澤善郎 , 中嶋弘
ページ範囲:P.361 - P.364
カルシウム拮抗剤のニフェジピン,ニソルジピン投与により皮疹が悪化し,投与中止により軽快した乾癬の症例を経験した.56歳,男.約10年前より高血圧症にて加療中であった.約6年前より乾癬と思われる皮膚症状があった.高血圧症と糖尿病の治療薬を服用中に皮疹が著明に悪化し,治療のために入院した.ニフェジピンを含む服用薬剤の中止により軽快していたが,薬剤の再投与により皮疹の悪化が見られれた.その後,内科よりニソルジピンを投与されたところ,皮疹はやはり拡大,増悪した.同じカルシウム拮抗剤である塩酸ジルチアゼムの中止では明らかな軽快傾向は見られず,さらにその再投与により皮疹の悪化は見られなかったが,ニフェジピンに構造式が極めて類似したニソルジピンの投与により皮疹の著明な悪化が見られた.したがって,自験例においては薬剤間の交差反応が示唆されたことより,カルシウム拮抗剤の持つ薬理作用のみならず,薬剤アレルギーの関与が示唆された.
運動誘発性蕁麻疹の1例
著者: 外山馨 , 飯沢理
ページ範囲:P.365 - P.367
32歳,男性.初診の3年前よりしばしば食事摂取後の運動中に,膨疹の出現とともに血圧低下・呼吸困難などのアナフィラキシー・ショック症状を呈し,救急治療によって回復していた.食物抗原によるRASTスコアは小麦・カニが共に2であった.両者について運動負荷試験を施行したところ,小麦摂取後の運動により膨疹の出現をみた.以後,小麦を用いた料理を食べた後の運動を控えることにより,蕁麻疹の出現をみていない.
ループス肺臓炎を合併した全身庄エリテマトーデスの1例
著者: 竹内陽一 , 石川治
ページ範囲:P.369 - P.372
全身性エリテマトーデスで加療中にループス肺臓炎が発症し,副腎皮質ホルモン剤増量により救命し得た1例を報告した.なお1979年より1991年に当科で経験した全身性エリテマトーデス58例中ループス肺臓炎の合併は2例(3.4%)のみであった.皮疹に関しては2例とも定型的蝶形紅斑を欠き,それぞれSweet病様紅斑と蕁麻疹様血管炎が見られた.近年,ループス肺臓炎患者では抗SS-A抗体が高頻度に見いだされるとの報告があるが,当科で経験した2例も抗SS-A抗体が陽性であった.定型的蝶形紅斑を欠き,抗SS-A抗体陽性の全身性エリテマトーデス患者では急性肺症状に留意する必要があると思われた.
二重濾過血漿交換療法により著明な改善を示した水疱性類天疱瘡の1例
著者: 金井塚生世 , 馬場直子 , 大沢純子 , 長谷哲男 , 中嶋弘 , 高木信嘉 , 柳田英夫 , 永井隆吉
ページ範囲:P.373 - P.376
要約 55歳,女性.平成元年12月より瘙痒感を伴う滲出性紅斑と水疱が出現し,全身に拡大.水疱性類天疱瘡と診断.プレドニゾロン90mg/日内服したが,軽快せず.DDS(4,4'-diaminodiphenyl sulphone)75mg/日,次いでアザチオプリン150mg/日の併用にても,効果は認められなかった.二重濾過血漿交換療法(double filtrationplasmapheresis,DFPPと略す)施行後2,3日目から水疱は著明に軽快を示した.その後,プレドニゾロンを減量し,DFPPを1回中止したところ,再燃が認められたが,DFPPの再開により再び著明に改善した.DFPPを中止して6カ月後の現在,プレドニゾロン5mg/日の内服のみにて再発をみていない.
結節性多発動脈炎を疑い,肝動脈に多発性小動脈瘤を認めた1例
著者: 樋口忠義 , 石川治 , 石川英一
ページ範囲:P.379 - P.382
50歳,女性.手指の有痛性紅斑で発症した結節性多発動脈炎の疑い例を報告した.紅斑は組織学的に,類上皮細胞を伴う肉芽腫性動脈炎の像を示した.両膝関節痛,発熱,赤沈亢進などの臨床症状より,全身性血管炎を考え精査したが,確定診断に至らなかった.経過観察中,高血圧,腹痛が出現し,また動脈造影で,肝動脈に多発性に小動脈瘤を認めた.多発性小動脈瘤は,壊死性血管炎の存在を示唆する所見として種々の疾患で認められるが,自験例は現時点では,結節性多発動脈炎による可能性が最も高いと考えた.自験例のごとく,結節性多発動脈炎が疑われるにもかかわらず,生検組織像が定型的でなく,また臨床症状および検査結果が厚生省診断基準を満たさない症例では,内臓臓器の動脈造影が診断を考える上で有用であると思われた.
フルコナゾールが奏効した原発1生皮膚クリプトコックス症の1例
著者: 能川昭夫 , 富中和夫 , 藤田幸雄 , 宇賀治陽一 , 宮崎良一
ページ範囲:P.383 - P.386
原発性皮膚クリプトコックス症の1例を報告した.症例は57歳,女性.初診の20日前外傷後に左第3指末節腹に硬結が生じた.その後左前腕伸側に小丘疹が散在性に出現した.病理組織像は指・前腕ともに慢性肉芽腫様病変があり,周囲に明るい空隙を伴ったPAS陽性の胞子状菌要素を少数認めた.指・前腕の生検組織のサブローブドウ糖寒天培地による培養にて酵母様菌が分離された.それぞれの分離株は同一菌種でCryptococcus neoformans serotype Dと同定できた.喀痰,尿,脊髄液からの培養はすべて陰性であった.C.neoformansに対する抗原は検出されず,抗体価は4倍であった.12週間のフルコナゾール投与により,瘢痕治癒状態になった.左前腕の皮疹は左第3指の原発巣からのリンパ行性播種によるものと考えた.
刺し口に一致して帯状疱疹を併発した恙虫病の1例
著者: 今村優子 , 赤坂俊英 , 鎌田満
ページ範囲:P.389 - P.392
67歳女性の左側腹部の刺し口に一致して帯状疱疹を併発した恙虫病の1例を報告した.免疫学的検査でCD4陽性Tリンパ球の比較的低値とリンパ球幼若化の減弱などリンパ球の誘導機能とT細胞の増殖能の低下を示し,軽度の続発性免疫能低下が示唆された.これらの恙虫病による免疫能減弱と,刺し口の末梢神経障害が帯状疱疹の併発に関与したと考えた.
Adenoma Of the Nippleの1例
著者: 山本俊幸 , 大久保坦子
ページ範囲:P.393 - P.396
31歳,未婚女性の左乳頭に生じたadenoma of the nippleの1例を報告した.臨床的には血管拡張性肉芽腫を疑わせる易出血性の鮮紅色腫瘤で,組織学的には管腔腺様構造の増生より成り,おおむね2層性構造が保たれ悪性像は認められなかった.本症は良性腫瘍とされるが,欧米においては悪性化の報告,乳癌を合併した報告も散見される.併せて本邦におけるadenoma of the nipple 25例の報告を集計し,若干の考察を加えた.
上肢に生じ青色調を呈したTrichilemmal Cystの2例
著者: 勝俣道夫 , 徳留康子 , 小口尚 , 野崎清恵
ページ範囲:P.397 - P.402
比較的まれな発生部位である上腕と前腕に生じ,色調もまれな青色調を呈したtrichilemmal cyst(TC)の2例を報告した.症例1は82歳,女性の左上腕伸側に生じた12×13mm大の,症例2は65歳,女性の右前腕伸側に生じた10×10mm大のいずれも半球状に隆起した弾性軟,青色調の嚢腫で,病理組織学的には真皮上層から皮下組織にかけて存在する典型的なTCを認め,嚢腫内には著しい数のコレステリン裂隙が存在し,症例2ではその周囲に泡沫細胞様の構造も認めた.電顕的には嚢腫壁の所見は過去の報告とほぼ同様であり,嚢腫内にいずれもコレステリン裂隙と脂肪滴様の顆粒が認められた.自験例が青色調を呈した理由としては,摘出標本の割面が黄褐色調で同じ色調の液体も認められ,病理組織学的に嚢腫内に著しい数のコレステリン裂隙が,電顕的には嚢腫内に脂肪滴様の顆粒が認められたことより,通常のTCよりも内容物が脂質に富んでいる点が考えられた.
爪下癌前駆症の1例
著者: 木村俊次 , 岩本昭雄
ページ範囲:P.405 - P.407
36歳,男.左1趾爪下に再発性に生じた角化性小腫瘍が,組織学的に爪下皮基底層付近の軽度の異型性と下方への蕾状増殖を示した.免疫組織学的にヒト乳頭腫ウイルス抗原は陰性であった.本例はこれまでに報告された爪下の良性および悪性の上皮性腫瘍のいずれにも合致しないが,老人性角化腫との組織学的類似性から,一種の爪下癌前駆症と考えられた.
特異疹を伴ったCD8陽性T細胞性慢性リンパ性白血病の1例
著者: 原田鐘春 , 伊丹聡巳 , 板村論子 , 橋本透 , 森本照子 , 谷岡栄
ページ範囲:P.411 - P.414
浸潤性紅斑を呈したT細胞性慢性リンパ性白血病(T-CLL)の1例を報告した.症例は48歳,男性.平成2年4月発熱,鼻出血,右下腹部痛で発症.WBC212,900/μl.当院第三病院内科にてATLの疑いにて直ちに化学療法(LSG−4)施行.平成3年2月より維持療法が行われ寛解状態であったが,8月より白血球の増加とともに全身に浸潤性紅斑が播種状に多発.ステロイド全身投与により消退するも皮疹は2度再発した.表在性リンパ節腫大.末梢血中にはflower細胞類似の異型リンパ球が多数出現.末梢血リンパ球は,CD3(+),CD4(−),CD8(+)で成熟でsuppressor/cytotoxicの表面形質を発現した.抗HTLV−1抗体,proviral DNAは陰性.紅斑部の病理組織学的所見では,真皮の血管,付属器周囲性にCD 3(+),CD 4<CD 8,CD 25(−)の異型リンパ球浸潤.リンパ球の表面形質と予後の関連につき文献的に考察を加えた.
連載
元気な皮膚科医であるために・2
皮膚のフラクタル性
著者: 今山修平
ページ範囲:P.359 - P.359
前回(2号)から「元気な皮膚科医であるために」と錠打って随筆のようなものを書きつけておりますのは,内科や外科という圧倒的な医学会のガリバーに押し潰されないためであります.医学会における各科の地位は,おそらく取り扱う臓器の,生命に対する重要性を反映しておのずと決まったものでありましょう.心臓や循環器系の専門医が非常に高い地位を占めてきたのは,心臓が止まれば死んでしまうという明解な事実に裏付けられているからでしょう.ところが欧米ではこの辺りの事情は一寸違います.西洋では歴史的に,精神の働きの具現したものとしての人が重要ですから,その総本山である大脳(中枢神経系を含む)には特別な重みが置かれています(だからこそ脳死が個体の死として容易に受け入れられるのでしょう).したがって脳神経の専門医および研究者の地位はとても高い.ホルマリン潰けの大脳や,ロボコップのような仕掛けが映画によく登場するのも,そのような背景が判っていると理解しやすいでしょう.このように人の臓器の重要度を測る尺度は地域によって異なり,したがって医師の地位も国ごとに微妙に違います.
そこへいくと皮膚は旗色が悪い.皮膚に関しては洋の東西を問わず,皮相,皮一枚,うわべ,化けの皮などなど,まるでそれを取り去ることによって初めて真実が現れる,みたいな言いまわしが好んで用いられます.そんな怪しげなものを専門に扱う医師の評価が世間に高かろうはずがなく,逆に表面をとり繕う者としては時には卑しまれかねません.本邦の美容外科がなかなか正当な地位を勝ち得ないのもそうした事情があるからに相違ない.そこで,およばずながらも皮膚の重要性を実証して元気になりたいな,と考えたのが連載のタイトルの意味であります.で,今回はフラクタルの話です.
治療
皮膚筋炎に対するDDS療法の効果
著者: 小野寺有子 , 清水聡子 , 仲弥 , 原田敬之 , 西川武二
ページ範囲:P.415 - P.418
35歳,男性,全身に瘙痒を伴う紫紅色皮疹を認め,3カ月のDDS内服により皮疹が消失した皮膚筋炎の1例を報告した.また過去7年間に慶大皮膚科でDDS投与を試みた皮膚筋炎8例につき自験例とあわせてその臨床効果を検討した.DDS 1日50〜75mg,平均5.7カ月の投与で,紅斑,潮紅,潰瘍などの皮膚病変は7例でほぼ消失し,内服中止後も再燃を見なかった.筋症状に対しては無効であった.皮膚筋炎の中でも皮膚症状が主体で,全身症状を伴わない例や,ステロイド剤内服などで寛解状態にある例に対して,DDS療法は試みるべき治療法の一つと考えた.
印象記
第11回International Papillomavirus Workshop印象記
著者: 石地尚興
ページ範囲:P.420 - P.422
平成4年9月5日から9月11日までの7日間,英国スコットランドの古都エジンバラで第11回International PapillomavirusWorkshopが開かれた.会場は町からバスで30分ほどの郊外にあるHeriot Watt Universityであった.緑に囲まれた広大な敷地に近代的なホールや宿泊施設がととのっており,環境の良さはうらやましい限りであった.参加者は31カ国525名であり,日本からの参加者は30名,うち皮膚科所属は筆者を含め5名であった.演題数は405題を数え,うち口演は招待口演12題を含め101題,ポスターが304題であった.今回のorganiserはエジンバラ大学の皮膚科学教室のHunter教授で,自ら会議の進行がスムーズに行われるよう心を配られ,懇親会ではスコットランドの民族衣装で登場し,ダンスまで披露された.Papillomavirusの研究は1983年に子宮頸癌に関与していることがわかって以来急速に進んでおり,このworkshopも毎年着実に演題数を増やしてきた.今回は昨年と比べ演題数はやや減少したものの熱の入った討論は相変わらずであった.このworkshopは参加31カ国という国際性はもちろんのこと,参加者の専門も基礎ではウイルス学者や分子生物学者,腫瘍学者,疫学者から動物学者まで,臨床では産婦人科,耳鼻科,皮膚科など非常に多彩である.
基本情報
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39巻2号(1985年2月発行)
39巻1号(1985年1月発行)
38巻12号(1984年12月発行)
38巻11号(1984年11月発行)
38巻10号(1984年10月発行)
38巻9号(1984年9月発行)
38巻8号(1984年8月発行)
38巻7号(1984年7月発行)
38巻6号(1984年6月発行)
38巻5号(1984年5月発行)
38巻4号(1984年4月発行)
38巻3号(1984年3月発行)
38巻2号(1984年2月発行)
38巻1号(1984年1月発行)
37巻12号(1983年12月発行)
37巻11号(1983年11月発行)
37巻10号(1983年10月発行)
37巻9号(1983年9月発行)
37巻8号(1983年8月発行)
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37巻6号(1983年6月発行)
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36巻12号(1982年12月発行)
36巻11号(1982年11月発行)
36巻10号(1982年10月発行)
36巻9号(1982年9月発行)
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36巻6号(1982年6月発行)
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35巻12号(1981年12月発行)
35巻11号(1981年11月発行)
35巻10号(1981年10月発行)
35巻9号(1981年9月発行)
35巻8号(1981年8月発行)
35巻7号(1981年7月発行)
35巻6号(1981年6月発行)
35巻5号(1981年5月発行)
35巻4号(1981年4月発行)
35巻3号(1981年3月発行)
35巻2号(1981年2月発行)
35巻1号(1981年1月発行)
34巻12号(1980年12月発行)
34巻11号(1980年11月発行)
34巻10号(1980年10月発行)
34巻9号(1980年9月発行)
34巻8号(1980年8月発行)
34巻7号(1980年7月発行)
34巻6号(1980年6月発行)
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34巻1号(1980年1月発行)
33巻12号(1979年12月発行)
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33巻1号(1979年1月発行)
32巻12号(1978年12月発行)
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32巻9号(1978年9月発行)
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32巻1号(1978年1月発行)
31巻12号(1977年12月発行)
31巻11号(1977年11月発行)
31巻10号(1977年10月発行)
31巻9号(1977年9月発行)
31巻8号(1977年8月発行)
31巻7号(1977年7月発行)
31巻6号(1977年6月発行)
31巻5号(1977年5月発行)
31巻4号(1977年4月発行)
31巻3号(1977年3月発行)
31巻2号(1977年2月発行)
31巻1号(1977年1月発行)
30巻12号(1976年12月発行)
30巻11号(1976年11月発行)
30巻10号(1976年10月発行)
30巻9号(1976年9月発行)
30巻8号(1976年8月発行)
30巻7号(1976年7月発行)
30巻6号(1976年6月発行)
30巻5号(1976年5月発行)
30巻4号(1976年4月発行)
30巻3号(1976年3月発行)
30巻2号(1976年2月発行)
30巻1号(1976年1月発行)
29巻12号(1975年12月発行)
29巻11号(1975年11月発行)
29巻10号(1975年10月発行)
29巻9号(1975年9月発行)
29巻8号(1975年8月発行)
29巻7号(1975年7月発行)
29巻6号(1975年6月発行)
29巻5号(1975年5月発行)
29巻4号(1975年4月発行)
29巻3号(1975年3月発行)
29巻2号(1975年2月発行)
29巻1号(1975年1月発行)
28巻12号(1974年12月発行)
28巻11号(1974年11月発行)
28巻10号(1974年10月発行)
28巻8号(1974年8月発行)
28巻7号(1974年7月発行)
28巻6号(1974年6月発行)
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28巻4号(1974年4月発行)
28巻3号(1974年3月発行)
28巻2号(1974年2月発行)
28巻1号(1974年1月発行)
27巻12号(1973年12月発行)
27巻11号(1973年11月発行)
27巻10号(1973年10月発行)
27巻9号(1973年9月発行)
27巻8号(1973年8月発行)
27巻7号(1973年7月発行)
27巻6号(1973年6月発行)
27巻5号(1973年5月発行)
27巻4号(1973年4月発行)
27巻3号(1973年3月発行)
27巻2号(1973年2月発行)
27巻1号(1973年1月発行)
26巻12号(1972年12月発行)
26巻11号(1972年11月発行)
26巻10号(1972年10月発行)
26巻9号(1972年9月発行)
26巻8号(1972年8月発行)
26巻7号(1972年7月発行)
26巻6号(1972年6月発行)
26巻5号(1972年5月発行)
26巻4号(1972年4月発行)
26巻3号(1972年3月発行)
26巻2号(1972年2月発行)
26巻1号(1972年1月発行)
25巻13号(1971年12月発行)
特集 小児の皮膚疾患
25巻12号(1971年12月発行)
25巻11号(1971年11月発行)
25巻10号(1971年10月発行)
25巻9号(1971年9月発行)
25巻8号(1971年8月発行)
25巻7号(1971年7月発行)
特集 基底膜
25巻6号(1971年6月発行)
25巻5号(1971年5月発行)
25巻4号(1971年4月発行)
25巻3号(1971年3月発行)
25巻2号(1971年2月発行)
25巻1号(1971年1月発行)
24巻12号(1970年12月発行)
24巻11号(1970年11月発行)
24巻10号(1970年10月発行)
24巻9号(1970年9月発行)
24巻8号(1970年8月発行)
24巻7号(1970年7月発行)
24巻6号(1970年6月発行)
24巻5号(1970年5月発行)
24巻4号(1970年4月発行)
24巻3号(1970年3月発行)
24巻2号(1970年2月発行)
24巻1号(1970年1月発行)
23巻12号(1969年12月発行)
23巻11号(1969年11月発行)
23巻10号(1969年10月発行)
23巻9号(1969年9月発行)
23巻8号(1969年8月発行)
23巻7号(1969年7月発行)
23巻6号(1969年6月発行)
23巻5号(1969年5月発行)
23巻4号(1969年4月発行)
23巻3号(1969年3月発行)
23巻2号(1969年2月発行)
23巻1号(1969年1月発行)