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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科47巻5号

1993年04月発行

特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1993

I 最近話題の疾患

Blistering distal dactylitis

著者: 檜垣祐子1 水嶋淳一1

所属機関: 1東京女子医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.21 - P.23

文献概要

 Blistering distal dactylitisは手指末端に水疱を形成するのを特徴とする表在性レンサ球菌感染症で,小児に多く成人ではまれである.原因菌はA群β溶血性レンサ球菌が報告例のほとんどを占める.鑑別診断として熱傷,疱疹性療疽などがあげられるが細菌学的検査を行えば診断は容易である.治療は切開排膿,抗生剤の外用に加え,ペニシリンやエリスロマイシンの全身投与ですみやかに軽快する.本症に続発した糸球体腎炎はこれまで報告されていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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