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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科47巻5号

1993年04月発行

文献概要

特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1993 II 皮膚疾患の病態

アトピー性皮膚炎を考える—小児科の立場から

著者: 秋本憲一1 飯倉洋治1

所属機関: 1国立小児病院アレルギー科

ページ範囲:P.41 - P.45

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 アトピー性皮膚炎は単なる皮膚疾患でなく,アレルギー性疾患の一部分症である.アトピー性皮膚炎を治療することはもちろんのこと,他のアレルギー疾患の治療を並行して行い,アレルギー疾患の中でも最もやっかいな気管支喘息の発症予防指導を併せて行う必要がある.小児でも中等症以上のケースでは副腎ステロイド外用剤が必須であるが,小児の場合,難治例は外来で強力なステロイド外用薬を長期にわたり使用するより早めに入院治療を行ったほうがあとの治療がスムーズに運ぶ.年長児ではアトピー性皮膚炎の治療と同時に心理面のケアも必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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