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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科47巻5号

1993年04月発行

特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1993

III 新しい検査法と診断法

皮膚科領域のリンパ増殖性疾患の免疫組織化学

著者: 高見剛1

所属機関: 1岐阜大学医学部病理学第2講座

ページ範囲:P.105 - P.110

文献概要

 皮膚は消化管や気管支粘膜とならんで,生体の免疫を司る重要な臓器であると考えられている.このような皮膚に発生する悪性リンパ腫には種々の特性があるはずで,事実,MFを代表とするCTCLは節性のリンパ腫とは極めて異なった病像を示す.また,多彩な細胞浸潤を伴った複雑な病巣を形成し,その組織診断が困難なことも少なくない.このような複雑な病変の理解には,病巣を構成する細胞群の同定とその特徴を明らかにすることが重要である.本稿では,皮膚の悪性リンパ腫を免疫組織化学的に検索した結果を示し,その特性の理解に資することを試みることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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