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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科47巻7号

1993年06月発行

原著

色素性疾患に対する異なるパルス幅のルビーレーザー照射後の病理組織学的変化

著者: 佐藤守弘1 郡司裕則1 小野一郎1 金子史男1

所属機関: 1福島県立医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.537 - P.540

文献概要

 パルス幅が2msecの従来型ルビーレーザー装置(東芝LRT 301—A)と改良型のパルス幅が200〜400μsecの短パルスルビーレーザー装置を用いて正常皮膚および太田母斑に照射し,その組織変化と太田母斑ではその治療効果を比較検討した.正常皮膚表皮の剥離にはパルス幅の長い従来型がより有効で,真皮内に主病変を持つ太田母斑の治療に対しては短パルスルビーレーザー装置が有効であった.しかし,その治療効果には限界があり,パルス幅や照射エネルギー量に対する今後の検討が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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