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症例報告
潰瘍性大腸炎に併発した結節性紅斑および壊疽性膿皮症の各1例
著者: 山本俊幸1
所属機関: 1桐生厚生総合病院皮膚科
ページ範囲:P.569 - P.573
文献購入ページに移動 潰瘍性大腸炎に併発した結節性紅斑および壊疽性膿皮症の各1例を報告した.症例1は40歳,女性で初診の約5年前より下痢,腹痛が続き,潰瘍性大腸炎と診断され加療を受けていた.症例2は52歳,女性で初診の約9年前より潰瘍性大腸炎で加療を受けていた.どちらもサラゾピリンおよびステロイドの内服にて寛解した.とくに症例1は幾度か寛解,再燃を繰り返したが,その都度皮疹の新生にやや先立って消化器症状の増悪が認められ,皮疹の新生期と潰瘍性大腸炎の活動期とが相対応する傾向が認められた.
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