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第56回日本皮膚科学会東京支部学術大会は埼玉医科大学池田重雄教授が会長を務められ,平成5年2月20日,21日の2日間にわたり大宮ソニックシティーにおいて開催された.学会はプレジデンシャルアドレス,2つの特別講演,6つの教育講演,2つのシンポジウム,一般演題,ポスター展示,企業展示と盛りだくさんの企画で,4会場に分れて行われた.大宮ソニックシティーは大宮駅から地上遊歩道で連絡された市民ホール・オフィスビル・ホテル・会議場が併設された近代的なビルであった.
学会1日目は池田教授のプレジデンシャルアドレスで始まった.「皮膚腫瘍と手術」と題して,最新のレーザー療法や画像診断法を含めた皮膚外科治療のオーバービューがなされ,池田教授の豊富な御経験と御苦労をかいまみることができ,予想通りとても手ごたえのある講演であった.ついで特別講演(I)ではウェイン州立大学の橋本健教授により,免疫組織化学の皮膚腫瘍への応用について,主にパラフィン切片に使用可能な免疫組織化学を電顕所見をまじえてとても実用的なお話があった.特別講演(II)では国立病院医療センターの高久史麿院長が,病態の解明や診断法に対する遺伝子工学の臨床的応用ならびに遺伝子治療にむけての日本の現状・将来について講演され,午前の部は終了した.
学会1日目は池田教授のプレジデンシャルアドレスで始まった.「皮膚腫瘍と手術」と題して,最新のレーザー療法や画像診断法を含めた皮膚外科治療のオーバービューがなされ,池田教授の豊富な御経験と御苦労をかいまみることができ,予想通りとても手ごたえのある講演であった.ついで特別講演(I)ではウェイン州立大学の橋本健教授により,免疫組織化学の皮膚腫瘍への応用について,主にパラフィン切片に使用可能な免疫組織化学を電顕所見をまじえてとても実用的なお話があった.特別講演(II)では国立病院医療センターの高久史麿院長が,病態の解明や診断法に対する遺伝子工学の臨床的応用ならびに遺伝子治療にむけての日本の現状・将来について講演され,午前の部は終了した.
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