患者 44歳,男性
家族歴 父親と兄に同症あり.
既往歴 特記すべきことなし.
現病歴 1カ月前に両側腋窩,両側鼠径部に紅斑が出現し,4日前よりびらん面となり,疼痛が激しいため当科を受診した.
初診時現症 両側腋窩,両側鼠径部,陰嚢部に紅斑性局面を認め,大部分はびらんを呈し(図1),一部で出血や白色浸軟部を認める.
雑誌目次
臨床皮膚科48巻10号
1994年09月発行
雑誌目次
カラーアトラス
強力ステロイド外用剤で改善したHailey-Hailey病
著者: 石井清英 , 山田裕道
ページ範囲:P.846 - P.847
原著
皮膚癌告知とインフォームド・コンセントの諸問題—患者へのアンケートを含めて
著者: 柳川茂 , 大隅正義 , 中山佳代子 , 義沢雄介 , 神川知之
ページ範囲:P.849 - P.854
1990年初め,日本医師会生命倫理懇談会が“説明と同意”についての報告を公表して以来,インフォームド・コンセント(informed consent)および癌の告知問題は社会的にも広く論議されるようになった.当科ではがんセンターという名称もあり,この5年間比較的高率にその病名を告知してきたが,インフォームド・コンセントを得ることは皮膚癌治療上有効に働くことが多いと思われた.また,自験70例に癌告知に関するアンケート調査を行い,その結果,患者の8割程度は皮膚癌告知に積極的,肯定的であったが,2割程度は消極的,否定的であった.皮膚癌告知とインフォームド・コンセントの進め方に関してはさらなる議論が必要である.
今月の症例
妊娠性疱疹の1例
著者: 青井絵美 , 中村遊香 , 渡辺晋一 , 高橋久 , 松浦潔 , 山本樹生 , 舟本規昭 , 渡辺匡子 , 橋本隆
ページ範囲:P.855 - P.858
要約 妊娠性疱疹の21歳女性について報告した.妊娠24週頃より上肢に発赤が出現.その後発赤は水疱を伴う瘙痒性浮腫性紅斑となり,四肢を中心に皮疹の拡大がみられた.妊娠34週に妊娠中毒症,子宮内胎児発育遅延の疑いで当院産婦人科に入院し,皮疹を主訴に当科を受診した.組織学的には多数の好酸球浸潤を伴った表皮下水疱が観察された.蛍光抗体直接法では基底膜部にC3の沈着,補体法ではHG因子を認めた.患者血清と正常ヒト表皮抽出物を用いた免疫ブロット法では,患者血清は230kDBP抗原蛋白と反応がみられた.また,患者のHLAを検索したところ,DR2,DRW6,夫にDR2が認められた.妊娠37週で出産,新生児にも出生数時間後より顔面に発赤を伴う水疱等が出現したが,約7日後には消退した.
連載
Practical English for Busy Physicians・11
著者:
ページ範囲:P.944 - P.945
Etymology,インクーネット,許可のとり方など
Etymologyは大変興味深い学問で,英語で論文を書くのにも便利であり,また英語を学ぶのをもっと楽しくしてくれます.さてEtymologyとは何でしょうか? これは語原学のことです.多くの医学用語はギリシャ語やラテン語が語原となっており,それらの知識を少々もっていると技術的にも熟練した英語を理解したり使用したりするのに役に立つと思います.例えば接頭語の“ex”は元はラテン語であり“out of”や“away from”という意味です.つまり“excise”の場合,ラテン語のcidereから由来しており,その意味は“to cut”であり“ex”は“away from”ですから,つまり“to cut away”となるわけです.一般的に言つて英語を話す医者たちはギリシャ語やラテン語を話す人を,より教育があり,インテリジェントだと感じていますし,好んでそれらを使っています.例えば,単純な単語の“wall”よりもラテン語の“septum”を使つています.“mega”はまたよく使用されている単語で,意味は“large”.“megaconon”や“megakaryocyte”等でおなじみと思いますが,これらの単語を使用すると大変印象深く効果的です.“etythto”はもちろん“red”,“leuko”は“white”,“myo”は“muscle”で“ichthy”は“fish”です.“pemphigoid”における“oid”は“like”であり,“scaboma”における“oma”(thered nodule Seen on the head of the penis in scabies)はギリシャ語から由来しており“tumor”のことです.実に皮肉なことですが,イギリス(アメリカ人に母国語を伝えた)ではintestinal(腸)の雑誌を“Gut”と呼んでおり,アメリカでは見栄を張って“Gastroenterology”と言っています.
症例報告
Polymerase chain reaction法により診断した皮膚腺病の1例
著者: 谷口彰治 , 茶之木美也子 , 岩元豊 , 濱田稔夫
ページ範囲:P.859 - P.861
50歳,女性.約25年前に結核性左手関節炎の既往がある.初診の3カ月前より,左肘窩部に無痛性の皮下硬結が出現した.病理組織学的に,Langhans型巨細胞を含む類上皮細胞性肉芽腫の像を呈した.Ziehl-Neelsen染色により菌要素を確認したが,組織培養(1%小川培地)では陰性であった.菌種を固定するために,病変部組織より結核菌のDNA診断を試みた.パラフィン包埋標本からDNAを抽出し,polymer—ase chain reaction(PCR)法を行ったところ,Mycobacterium tuberculosisに特異的なDNAを検出した.抗酸菌のDNA診断は臨床上非常に有用であると思われた.
伝染性紅斑罹患妊婦に合併した胎児水腫の1例
著者: 野崎重之 , 飯島正文 , 藤澤龍一
ページ範囲:P.863 - P.865
伝染性紅斑妊婦に合併し急速な転帰をとった胎児水腫の1例を報告した.症例は29歳,女性.夫に伝染性紅斑様症状が先行したため家族内感染と考えられた.前駆症状として微熱が出現した後,顔面と四肢に紅斑を生じたため妊娠10週時に来院した.血清のヒトパルボウイルスB19IgM抗体が3.77と上昇していたため,本例を妊婦に生じた伝染性紅斑と診断した.妊娠12週2日より産婦人科で胎児への合併症につき経過観察を開始した.妊娠18週0日超音波検査にて胎児水腫を認めなかったが,2日後の超音波検査時に腹水および心嚢水を認め,その翌日胎児心拍運動の停止を超音波検査で確認するに至った.本例はパルボウイルスの胎内感染により急速に子宮内胎児死亡に至ったが,パルボウイルスの感染像が伝染性紅斑のみでないことを知る上で貴重な症例であった.
ボラギノールN®坐薬中の塩酸ジブカインによる接触皮膚炎の1例
著者: 西原修美
ページ範囲:P.867 - P.869
症例:64歳,男性.初診40日前より疣痔のため約10日間プリザS®軟膏を,さらに30日間毎日ボラギノールN®坐薬を使用していた.4〜5日前より全身にかゆみを生じたため当科を受診した.パッチテストによりボラギノールN®坐薬成分中の塩酸ジブカインによるアレルギー性接触皮膚炎と判明した.外用薬中の塩酸ジブカインによる接触皮膚炎の報告例は7例とわりに少ない.しかしOTC(over-the-counter)の痔疾剤はもとより消毒薬や抗白癬剤にまで塩酸ジブカインは含まれ,多数市販されているので実際にはもっと多いと思われるし,今後も増えて行く可能性がある.外用薬による感作成立が問題になっている現在,医療上大切な局麻剤のOTCへの安易な認可には問題があると考え報告した.
硫酸カナマイシンによる薬疹の1例
著者: 原万美子 , 斎藤すみ , 山本紫 , 宮川加奈太 , 池澤善郎
ページ範囲:P.871 - P.874
65歳,女.膀胱炎の疑いで臀部に硫酸カナマイシンの筋注を受けたところ,数時間後から下腹部を中心に瘙痒性皮疹が出現し全身に拡大した.硫酸カナマイシンによる薬疹を疑いパッチテストを行ったところ,20%硫酸カナマイシンに紅斑,丘疹が見られ,陽性と判定した.さらにストレプトマイシン,フラジオマイシン,ゲンタマイシン,トブラマイシン,ジベカシン,アミカシン,イセパマイシン,アルベカシン,アストロマイシンの9種類のアミノグリコシド系抗生物質でパッチテストを行ったところ,フラジオマイシン,ゲンタマイシン,トブラマイシン,ジベカシン,アミカシン,イセパマイシン,アルベカシンが陽性であった.自験例における交差反応と抗原決定基を推測した.
輸血後に発症したgraft-versus-host diseaseの1例
著者: 秋元幸子 , 石原弘 , 伊藤秀明
ページ範囲:P.875 - P.878
71歳,男性.十二指腸潰瘍からの下血に対し保存血800mlを輸血し,12日目に発熱,紅斑が出現,汎血球減少,肝障害,消化器症状が続発した.骨髄は著しい低形成像を示し,ステロイド,G-CSFを投与するも多臓器不全にて輸血後46日目に死亡した.紅斑部の組織所見は骨髄移植後graft-versus-host disease(GVHD)の組織像に一致し,臨床経過,皮膚病理組織像より輸血後GVHDと診断した.本症例は日常診療でごく一般に行われている輸血療法でもGVHDが生じうることを示したものであり,通常の輸血においても本症発症の予防的処置を行う必要があると考えた.
偽膜性腸炎の合併をみた汎発性強皮症の1例
著者: 野田徳朗 , 上西宏 , 五島秀行 , 前田学 , 森俊二
ページ範囲:P.879 - P.881
症例は62歳,女性.汎発性強皮症として1977年より岐阜大学付属病院皮膚科に通院し,低周波置針療法により経過観察されていた.1990年5月28日,突然に右中指の指尖壊死をきたしたため,近石病院に緊急入院した.6月7日,右中指断端形成術を行い,術後に1週間のピペラシリンナトリウム(ペントシリン®)点滴を行った.6月29日より腹痛,下痢が出現し,7月6日には筋性防御を認めたため,試験開腹を行ったが,わずかな腹水を認めたのみであった.7月17日,大腸ファイバーで,偽膜の形成が認められ,便培養よりClostridium difficile検出された.汎発性強皮症は消化管にも皮膚と同様の病変をきたし,消化管の各所で停滞,逆流を起こすことがある.このような病態の時に安易な抗生物質投与を行うと菌交代現象を引き起こし,まれではあるが,本例のような偽膜性腸炎を引き起こす可能性がある.
表皮真皮境界部に免疫グロブリン沈着を伴った疱疹状天疱瘡の1例
著者: 高橋さなみ , 佐々木哲雄 , 金秀澤 , 大井田美保 , 金井塚生世 , 杉田泰之 , 長谷哲男 , 中嶋弘 , 橋本隆 , 西川武二
ページ範囲:P.883 - P.886
症例は64歳女性.再生不良性貧血にて内服加療中,体幹,四肢に瘙痒を伴う雀卵大から手拳大の境界明瞭な滲出性の紅斑が多発,内部には緊満性小水疱が散在.口腔粘膜にはびらんを認めた.検査所見では末梢血好酸球22%,RA因子26.6U/ml,抗核抗体80倍陽性,免疫複合体上昇.病理所見で好酸球性海綿状態・微小膿瘍と好酸球・フィブリンを入れる表皮内水疱を認めた.蛍光抗体直接法で表皮細胞間にIgG,表皮真皮境界部(DEJ)にIgG,C3,C1qが陽性,間接法で抗表皮細胞間抗体160倍陽性.免疫ブロット法では落葉状天疱瘡に一致する所見で,類天疱瘡(BP)抗体は認めなかった.以上より疱疹状天疱瘡と診断し,本症例におけるDEJの免疫グロブリン,補体の沈着機序としてはBPの合併ではなく血中免疫複合体の沈着と考えた.
肺癌を合併した類天疱瘡の剖検例
著者: 加倉井真樹 , 狩野俊幸 , 鈴木正之 , 矢尾板英夫 , 望月眞 , 斉藤建
ページ範囲:P.887 - P.890
類天疱瘡の経過中,リンパ節転移癌を確認し,剖検により原発巣は肺癌と判明した症例を報告し,類天疱瘡と悪性腫瘍との合併について考察した.症例は55歳,男性.皮疹は緊満性水疱で,粘膜疹を伴っていた.組織学的には表皮下水疱で,蛍光抗体直接法では基底膜部にC3の沈着を,間接法では抗IgG基底膜部抗体を認め,類天疱瘡と診断した.入院後,原発巣不明のリンパ節転移癌が確認され,あらゆる検査を行うも原発巣は不明で,経過中,イレウス,多彩な感染症を併発し死亡した.剖検により原発は肺と判明した.
多発性骨髄腫を伴った全身性アミロイドーシスの1例
著者: 谷口裕子 , 入舩あゆみ , 古谷野妙子 , 白木正紀
ページ範囲:P.891 - P.893
65歳,男性.6年前全身に自覚症状のない紅斑が出現しその後褐色斑となつたという.3年前reactive lymphoreticular hyperplasiaにて胃脾全摘し,その直後よりネフローゼ症候群を発症.四肢・体幹に萎縮性の地図状黄褐色斑多数散在.背部正中には扁平隆起性の淡褐色局面が多数融合する.病理組織学的には真皮乳頭層にエオジンに淡染する物質を認め,コンゴー・レッド染色で淡紅色を呈し過マンガン酸カリウム10分処理抵抗性であつた.腎生検でも同様の染色態度の物質をメサンギウムに認めた.血中・尿中免疫電気泳動でBence-Jones蛋白λ型陽性.骨シンチにて右第6,7肋骨,第4,5腰椎に取り込み像あり.現在内科にて経過観察中.
被包性脂肪壊死性小結節(菊池)様の構造を認めた異物沈着症
著者: 田端英之 , 田村多絵子 , 石川英一
ページ範囲:P.895 - P.897
69歳,女.臨床的に多発性筋炎を疑い,三角筋生検を施行したところ,脂肪組織内および筋線維間に,細胞浸潤とともに被包性脂肪壊死性小結節(菊池)様の嚢腫様構造を認めた1例を報告した.嚢腫様構造の周辺に,偏光顕微鏡で銀白色を発する小結晶状物質を多数認めた.これら結晶状物質の沈着が嚢腫様構造の形成に関与していると考えられた.
尿路ストーマ周囲皮膚に結石形成がみられた3例
著者: 高屋通子
ページ範囲:P.899 - P.903
尿路ストーマ周囲皮膚は尿によつて障害され,アレルギー性接触性皮膚炎,細菌や真菌感染症,結節や肉芽腫形成,結石形成などの多彩な皮膚病変がみられる.その中で,結石が形成された場合は,易出血性,有痛性で,表面に凹凸があるため,装具の装着が困難で,患者の負担が大きい.結石はアルカリ尿に由来するので,尿のアルカリ化を予防することが大切である.結石は尿の接触を断つだけでも軽快するため,尿に接触しないように装具の取り扱いに十分注意を払うことが大事である.装具による管理が困難の場合は,切除したり,カテーテルによる管理に変更するなど,他の方法を試みることも必要である.尿路ストーマ周囲皮膚に結石を生じた3例について報告し,結石の予防と対応について検討した.
多発性陰嚢嚢腫の2例
著者: 石川学 , 玉森嗣育
ページ範囲:P.905 - P.907
多発性陰嚢嚢腫の2例を報告した.症例1は30歳,男の陰嚢に生じた自覚症状を伴わない多発性小結節で,組織学的には典型的な表皮嚢腫であったが,嚢腫壁の一部にKossa染色で陽性に染まる石灰沈着物を認めた.症例2は63歳,男で,症例1と同様に陰嚢に多発性小結節を認めた.組織像は表皮嚢腫および嚢腫壁が上皮性構造を示さず,異物型巨細胞を含む肉芽腫様構造からなる嚢腫であった.後者の内容物はヘマトキシリン好性の無構造物でKossa染色で陽性であつた.これら2例を抗ケラチン抗体にて染色したところ,表皮・毛嚢脂腺系および嚢腫内の角化物に陽性所見が得られたが,石灰沈着物は陰性であつた.多発性陰嚢嚢腫が特発性陰嚢石灰沈着症に移行しうる可能性が示唆された.
Verrucous hemangiomaの2例
著者: 石川剛 , 大西一徳 , 石川治 , 宮地良樹
ページ範囲:P.909 - P.911
Verrucous hemangiomaの2例を報告した.症例1は17歳,女性で,10歳頃左下腿の圧痛を伴う結節に気づいた.症例2は9カ月,女児で,生下時より左足内踝の結節に両親が気づいていた.症例1は,真皮乳頭層の著明に拡張した血管を取り囲むように表皮突起が延長し,被角血管腫様の組織像を呈していた.症例2は,真皮は疣贅状の変化が著明であったが,真皮乳頭層の血管変化は症例1に比べ軽度であった.両者ともに皮下脂肪織には増生した血管が認められた.本症の臨床像の特徴と表皮の変化について文献学的考察を行った.
Myxoid neurofibroma—自験例および本邦報告例の検討
著者: 馬場貴子 , 小川俊一 , 藤森盛裕 , 太田勝也
ページ範囲:P.913 - P.917
12歳,小学生,女児にみられたmyxoid neurofibromaを経験した.約1年前より右上腕肩峯部に自覚症状のない皮疹出現,徐々に増大,軽度の瘙痒を伴うようになった.腫瘍は13×13×6mmの円柱状,淡紅色を呈す.HE所見で,腫瘍は真皮内に存在し,被膜を有せず,内部は膠原線維よりなる線維性中隔で大小の小葉に区分される.その個々の小葉は浮腫状で,細胞間質は好塩基性に染まる粘液基質よりなり,その中に紡錘形,ないし星芒状細胞が散在している.細胞間質はアルシアンブルー染色陽性,トルイジンブルー染色にメタクロマジーを呈した.腫瘍細胞はS−100蛋白染色では陰性であった.自験例を報告するとともに本邦報告例25例について検討した.
Epithelial membrane antigen陽性所見を示したエクリン汗器官腫瘍の2例
著者: 徳橋至 , 鈴木秀美 , 橋爪鈴男 , 溝口昌子 , 阿部光文
ページ範囲:P.919 - P.922
症例1:64歳男.4カ月前より左足背部の小丘疹に気づく.組織では表皮から連続して真皮上層にわたり分岐吻合した腫瘍塊でいわゆるporoid cellから構成されていた.Eccrine poroma(Pinkus型)と診断.症例2:46歳女.10年前より右下肢の淡紅色,疣贅状局面に気づく.組織では表皮内に多発巣状,小型で均一ないわゆるporoid cellの増殖を認める.Hidroacanthoma simplex(Smith & Coburn型)と診断した.両症例に対して抗epithelial membrane antigen(EMA)抗体による免疫組織化学的染色を行い,いわゆるporoid cellと管腔を形成するcuticular cellに陽性像を確認した.いわゆるporoid cellが増殖する腫瘍(poroid neoplasm)に対してEMAの局在を検索することが診断の一助となることを示した.
左肘関節外側部に生じたメルケル細胞癌の1例
著者: 大沼利恵 , 森口暢子 , 馬場直子 , 長谷哲男 , 中嶋弘 , 稲山嘉明
ページ範囲:P.923 - P.925
55歳,女性.初診,平成4年10月.平成4年7月,径1cm大の腫瘤が左肘関節外側部に出現した.疼痛,瘙痒感はなかった.患者は虫さされと思い市販の外用薬を塗布していた.腫瘤は急速な増大傾向を示したため当科を受診した.腫瘤は半球状に隆起し,表面に凹凸があり,紫紅色調を呈していた.大きさは30×45×17mmであり,弾性硬,境界は明瞭で可動性良好であった.所属リンパ節の腫脹は認められなかった.生検HE標本にてメルケル細胞癌を疑い,免疫組織学的に検討した.当教室におけるメルケル細胞癌は自験例を合わせ4例である.
膵臓癌を合併した指の有棘細胞癌の1例
著者: 近藤隆男 , 高井和子 , 村上和之 , 横地きく香 , 原一夫
ページ範囲:P.927 - P.929
症例は68歳,女性.左第4指に紅斑,びらん性局面と腫瘤を認め,組織検査の結果,紅斑,びらん部は日光角化症,腫瘤部は有棘細胞癌であった.また膵頭部の腺癌を合併していた.治療は,有棘細胞癌は指切断術を,膵頭部癌は膵頭部十二指腸切除術を施行した.また皮膚の有棘細胞癌と内臓の悪性腫瘍の合併した重複癌について,文献的考察を行った.
皮膚粘液癌の3例
著者: 小口美抄枝 , 土肥庄二郎 , 徳田安孝 , 久保美代子 , 河内繁雄 , 池川修一 , 斎田俊明 , 斉木実
ページ範囲:P.931 - P.934
皮膚粘液癌(mucinous carcinoma of the skin)の3症例を報告した.3例とも粘液様物質で満たされた隔壁内に腫瘍細胞巣が浮遊するように存在しており,病理組織学的に特徴的所見を呈していたが,症例2の一部には粘液を伴わない充実性ないし索状の腫瘍巣が見いだされ腫瘍細胞の異型性も顕著であった.免疫組織化学的に3例ともS−100蛋白陽性,単層上皮型抗サイトケラチン(MA902,CAM5.2),および抗エクリン汗腺モノクローナル抗体のEKH5と反応し,エクリン汗腺系の腫瘍であると考えられた.本腫瘍で時に認められる充実性増殖様式と細胞異型について考察し,併せて本腫瘍の生物学的悪性度についても検討を加えた.
治療
前額正中皮弁により再建した鼻部有棘細胞癌の2例
著者: 岩崎泰政 , 波多野裕二 , 宮本義洋 , 森保 , 広畑晶子 , 山本昇壯
ページ範囲:P.935 - P.938
80歳女性,および81歳男性の鼻部に生じた有棘細胞癌2症例の腫瘍切除後の外鼻全欠損に対し,一側の滑車上動脈を栄養血管とする三葉型の前額正中皮弁を用いて外鼻の再建を行った.皮弁はいったんdelayしたのち,2週後に再び皮弁を挙上し,鼻腔壁,鼻背,鼻尖,鼻翼の再建を行った.1例は残存する鼻中隔軟骨を用いて支柱形成も行った.Donor siteは一部で縫合閉鎖を行い,また一部では全層植皮を行った.術後3カ月および5カ月が経過し再発転移を認めておらず,再建した鼻の形態とcolor matchおよびtexture matchにおいても,ともに良好な結果が得られた.
印象記
「第93回日本皮膚科学会総会・学術大会」印象記
著者: 小澤明
ページ範囲:P.940 - P.943
第93回日本皮膚科学会総会・学術大会は,1994年4月20日〜23日に,九州大学・堀嘉昭教授の会頭のもとに,ホテルニューオータニ博多および電気ビルで開催された.今回の学術大会では,堀嘉昭会頭が2つのテーマを決め(①21世紀を展望した皮膚科学,②市民に開かれた皮膚科),それに沿って9会場で以下のようなプログラムとなった(*:例年にない企画または新しい試み).なお,事務局長中山樹一郎助教授によれば,参加登録者数は2,100名とのことであるが,どの会場も盛況で,例年の学術大会に比べて参加者が多いと感じた.それも皮膚科学会会員の意に叶つた会頭の企画・運営によるものであろう.
総会例年の審議,議決のほか,石橋康正理事長をはじめ長島正治理事ほかの退任による新旧役員の紹介のあいさつがあり,1996年度第95回総会・学術大会会頭に大河原章教授(北海道大学)が選出された.また,総会の前後にステージでは九州交響楽団による小曲が演奏され,総会の進行に工夫がなされた.
基本情報
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41巻12号(1987年11月発行)
41巻11号(1987年10月発行)
41巻10号(1987年9月発行)
41巻9号(1987年8月発行)
41巻8号(1987年7月発行)
41巻7号(1987年6月発行)
41巻6号(1987年5月発行)
41巻5号(1987年5月発行)
41巻4号(1987年4月発行)
41巻3号(1987年3月発行)
41巻2号(1987年2月発行)
41巻1号(1987年1月発行)
40巻12号(1986年12月発行)
40巻11号(1986年11月発行)
40巻10号(1986年10月発行)
40巻9号(1986年9月発行)
40巻8号(1986年8月発行)
40巻7号(1986年7月発行)
40巻6号(1986年6月発行)
40巻5号(1986年5月発行)
40巻4号(1986年4月発行)
40巻3号(1986年3月発行)
40巻2号(1986年2月発行)
40巻1号(1986年1月発行)
39巻12号(1985年12月発行)
39巻11号(1985年11月発行)
39巻10号(1985年10月発行)
39巻9号(1985年9月発行)
39巻8号(1985年8月発行)
39巻7号(1985年7月発行)
39巻6号(1985年6月発行)
39巻5号(1985年5月発行)
39巻4号(1985年4月発行)
39巻3号(1985年3月発行)
39巻2号(1985年2月発行)
39巻1号(1985年1月発行)
38巻12号(1984年12月発行)
38巻11号(1984年11月発行)
38巻10号(1984年10月発行)
38巻9号(1984年9月発行)
38巻8号(1984年8月発行)
38巻7号(1984年7月発行)
38巻6号(1984年6月発行)
38巻5号(1984年5月発行)
38巻4号(1984年4月発行)
38巻3号(1984年3月発行)
38巻2号(1984年2月発行)
38巻1号(1984年1月発行)
37巻12号(1983年12月発行)
37巻11号(1983年11月発行)
37巻10号(1983年10月発行)
37巻9号(1983年9月発行)
37巻8号(1983年8月発行)
37巻7号(1983年7月発行)
37巻6号(1983年6月発行)
37巻5号(1983年5月発行)
37巻4号(1983年4月発行)
37巻3号(1983年3月発行)
37巻2号(1983年2月発行)
37巻1号(1983年1月発行)
36巻12号(1982年12月発行)
36巻11号(1982年11月発行)
36巻10号(1982年10月発行)
36巻9号(1982年9月発行)
36巻8号(1982年8月発行)
36巻7号(1982年7月発行)
36巻6号(1982年6月発行)
36巻5号(1982年5月発行)
36巻4号(1982年4月発行)
36巻3号(1982年3月発行)
36巻2号(1982年2月発行)
36巻1号(1982年1月発行)
35巻12号(1981年12月発行)
35巻11号(1981年11月発行)
35巻10号(1981年10月発行)
35巻9号(1981年9月発行)
35巻8号(1981年8月発行)
35巻7号(1981年7月発行)
35巻6号(1981年6月発行)
35巻5号(1981年5月発行)
35巻4号(1981年4月発行)
35巻3号(1981年3月発行)
35巻2号(1981年2月発行)
35巻1号(1981年1月発行)
34巻12号(1980年12月発行)
34巻11号(1980年11月発行)
34巻10号(1980年10月発行)
34巻9号(1980年9月発行)
34巻8号(1980年8月発行)
34巻7号(1980年7月発行)
34巻6号(1980年6月発行)
34巻5号(1980年5月発行)
34巻4号(1980年4月発行)
34巻3号(1980年3月発行)
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34巻1号(1980年1月発行)
33巻12号(1979年12月発行)
33巻11号(1979年11月発行)
33巻10号(1979年10月発行)
33巻9号(1979年9月発行)
33巻8号(1979年8月発行)
33巻7号(1979年7月発行)
33巻6号(1979年6月発行)
33巻5号(1979年5月発行)
33巻4号(1979年4月発行)
33巻3号(1979年3月発行)
33巻2号(1979年2月発行)
33巻1号(1979年1月発行)
32巻12号(1978年12月発行)
32巻11号(1978年11月発行)
32巻10号(1978年10月発行)
32巻9号(1978年9月発行)
32巻8号(1978年8月発行)
32巻7号(1978年7月発行)
32巻6号(1978年6月発行)
32巻5号(1978年5月発行)
32巻4号(1978年4月発行)
32巻3号(1978年3月発行)
32巻2号(1978年2月発行)
32巻1号(1978年1月発行)
31巻12号(1977年12月発行)
31巻11号(1977年11月発行)
31巻10号(1977年10月発行)
31巻9号(1977年9月発行)
31巻8号(1977年8月発行)
31巻7号(1977年7月発行)
31巻6号(1977年6月発行)
31巻5号(1977年5月発行)
31巻4号(1977年4月発行)
31巻3号(1977年3月発行)
31巻2号(1977年2月発行)
31巻1号(1977年1月発行)
30巻12号(1976年12月発行)
30巻11号(1976年11月発行)
30巻10号(1976年10月発行)
30巻9号(1976年9月発行)
30巻8号(1976年8月発行)
30巻7号(1976年7月発行)
30巻6号(1976年6月発行)
30巻5号(1976年5月発行)
30巻4号(1976年4月発行)
30巻3号(1976年3月発行)
30巻2号(1976年2月発行)
30巻1号(1976年1月発行)
29巻12号(1975年12月発行)
29巻11号(1975年11月発行)
29巻10号(1975年10月発行)
29巻9号(1975年9月発行)
29巻8号(1975年8月発行)
29巻7号(1975年7月発行)
29巻6号(1975年6月発行)
29巻5号(1975年5月発行)
29巻4号(1975年4月発行)
29巻3号(1975年3月発行)
29巻2号(1975年2月発行)
29巻1号(1975年1月発行)
28巻12号(1974年12月発行)
28巻11号(1974年11月発行)
28巻10号(1974年10月発行)
28巻8号(1974年8月発行)
28巻7号(1974年7月発行)
28巻6号(1974年6月発行)
28巻5号(1974年5月発行)
28巻4号(1974年4月発行)
28巻3号(1974年3月発行)
28巻2号(1974年2月発行)
28巻1号(1974年1月発行)
27巻12号(1973年12月発行)
27巻11号(1973年11月発行)
27巻10号(1973年10月発行)
27巻9号(1973年9月発行)
27巻8号(1973年8月発行)
27巻7号(1973年7月発行)
27巻6号(1973年6月発行)
27巻5号(1973年5月発行)
27巻4号(1973年4月発行)
27巻3号(1973年3月発行)
27巻2号(1973年2月発行)
27巻1号(1973年1月発行)
26巻12号(1972年12月発行)
26巻11号(1972年11月発行)
26巻10号(1972年10月発行)
26巻9号(1972年9月発行)
26巻8号(1972年8月発行)
26巻7号(1972年7月発行)
26巻6号(1972年6月発行)
26巻5号(1972年5月発行)
26巻4号(1972年4月発行)
26巻3号(1972年3月発行)
26巻2号(1972年2月発行)
26巻1号(1972年1月発行)
25巻13号(1971年12月発行)
特集 小児の皮膚疾患
25巻12号(1971年12月発行)
25巻11号(1971年11月発行)
25巻10号(1971年10月発行)
25巻9号(1971年9月発行)
25巻8号(1971年8月発行)
25巻7号(1971年7月発行)
特集 基底膜
25巻6号(1971年6月発行)
25巻5号(1971年5月発行)
25巻4号(1971年4月発行)
25巻3号(1971年3月発行)
25巻2号(1971年2月発行)
25巻1号(1971年1月発行)
24巻12号(1970年12月発行)
24巻11号(1970年11月発行)
24巻10号(1970年10月発行)
24巻9号(1970年9月発行)
24巻8号(1970年8月発行)
24巻7号(1970年7月発行)
24巻6号(1970年6月発行)
24巻5号(1970年5月発行)
24巻4号(1970年4月発行)
24巻3号(1970年3月発行)
24巻2号(1970年2月発行)
24巻1号(1970年1月発行)
23巻12号(1969年12月発行)
23巻11号(1969年11月発行)
23巻10号(1969年10月発行)
23巻9号(1969年9月発行)
23巻8号(1969年8月発行)
23巻7号(1969年7月発行)
23巻6号(1969年6月発行)
23巻5号(1969年5月発行)
23巻4号(1969年4月発行)
23巻3号(1969年3月発行)
23巻2号(1969年2月発行)
23巻1号(1969年1月発行)