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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科48巻12号

1994年11月発行

文献概要

症例報告

Rowell症候群の1例—多形滲出性紅斑様皮疹を合併した全身性エリテマトーデス

著者: 松原邦彦1 金内日出男1 今村貞夫2

所属機関: 1公立豊岡病院皮膚科 2京都大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.1073 - P.1076

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 40歳の女性.約1年前よりRaynaud現象が出現し,半年前より目と口腔内の乾きを自覚した.その後顔面に蝶形紅斑,四肢辺縁部に小水疱を伴い,地図状に融合している環状紅斑を生じた.環状紅斑は,組織学的に多形滲出性紅斑様であった.血液検査で白血球減少,抗核抗体陽性,抗DNA抗体陽性,抗RNP抗体陽性,RF高値が認められた.いわゆるRowell症候群の1例と考え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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